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「半分の月がのぼる空」を見てきました(7月25日)

「半分の月がのぼる空」を見てきました(7月25日)_d0021786_18195150.jpgキノシタホールに「半分の月がのぼる空」を見に行きました。暑い日は映画館で涼むのが一番ですね。今日も夫婦50割引で、一人千円で見てきました。
映画は伊勢市の病院を舞台にした映画で、C型肝炎で入院している高校生祐一は病院を抜け出して友達と遊んで病院へ帰ってきたところを看護婦に見つかって、許してもらう条件として新しく入院してきた女の子里香と友達になると約束させられる。
里香と友達になり一緒に病院を抜け出し、里香が行きたいと言っていた山に連れて行く。そこはかつて里香が父親と一緒に登った山だった。父親も同じ病気で死んだのだった。里香は自分は心臓の病気で手術をしないと生きられないが、手術をしても治るわけではないと祐一に告白する。祐一は少しでも長く君と一緒にいたいといって彼女を学校祭にも連れて行く。演劇部の友達の彼女がドタキャンでいなくなり、お姫様の役を里香が急遽やることになり、演劇部の部長である友人は気を利かせて、祐一を魔法かが解けて馬から王子に戻り、姫とキスをする役をやらせる。ところがアドリブで里香は祐一の頬を叩いて目を覚まさせる。
その病院に赴任してきた夏目五郎は6年前自分の妻を里香と同じ病気で、しかも自分が手術を担当してなくしてしまったという苦い経験を持ち、心臓外科医として働くことを拒否し、内科医として勤務している。院長に何度となく説得されるが里香の手術を拒否する。小学生の子どもと二人で暮らしている。

不治の病に冒された少女と彼女を好きになった男の子の悲しい物語というよりは、今、自分たちに残されている時間を少しでも大事にして一緒に過ごしたいという前向きの明るい映画です。それと対照的に妻の死をいつまでも受け入れられずに、心臓外科医としての役割を放棄して生きている医師の夏目の姿が対照的である。
涙を誘うというよりも元気づけられる映画でした。

香里が「満ちていく上限の月は生を、欠けていく下弦の月は死を表す」と言い、夜、部屋を抜け出して祐一の部屋へ行って、二人で半分の月を見て「あれは上限の月よね」というせりふがとても印象的でした。
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by irkutsk | 2010-07-25 18:20 | 映画 | Comments(0)