ピカデリーに「僕と妻の1778の物語」を見に行きました。「ねらわれた学園」などで有名なSF作家眉村卓・悦子夫妻の実話をもとにした映画です。妻に大腸がんが見つかり、すでにあちこちに転移しており、余命1年という医者に宣告される。夫朔太郎(草彅剛)は医者に「笑うことが免疫力を高めることがある」と言われ、妻のために毎日一つ面白い短編を書くことにした。妻節子(竹内結子)は毎日夫、朔太郎のおもしろい話を読むのを楽しみにして日々を過ごしていた。そして1年と言われていた余命が2年、3年と延び、朔太郎の話は1,777話まで続き、彼女はこの世を去ることになってしまった。そして妻の死後、最後に書いたのが1778話であった。
笑いが免疫力を高めるというのは、どうも本当らしい。病気にかかったら、何でもいい、笑えるものを見たり、読んだりすると免疫力が高まり、病気が治ることもあるようだ。笑いだけではなく感動するものも良いそうだ。
「僕と妻の1778の物語」 2010年日本 139分 監督:星護 原作:眉村卓