「笑いの治癒力」を読みました(2月9日)
この本を読んでなるほどと思ったところを書き抜きました。その一部を紹介します。
出来事自体は人の力ではどうにもならないが、その出来事をどう見るかはわたしたちの気持ち次第なのだ。何色のめがねをかけるかによって、陰気になるか、陽気になるか変わってくる。天国にいるか、地獄にいるはあなた自身が決めること。
不快なニュースばかり見ていると気分が落ち込み、わたしたちの幸福と健康を損ねることになる。世の中には楽しいこともあるのだということを意識的に思い出さなければならない。どんな悪い時でもいいことは必ずある。
慢性的な痛みのある人は、やれば楽しいこともやろうとしません。痛みがあるからできないと思っているのです。だがそれは反対のことが多い。本当は愉快なことをしないから痛みが長引くんです。
人は微笑むことによって、あるいは人の微笑を眺めるだけで生命のエネルギーを与えられる。ほほえみはたとえ作り笑いでも落ち込んでいるあなたを元気にする。「ほほえみは元で入らずでよく稼ぐ。もらってうれしく、あげても減らず、ほんの一時で事足りて、生涯心に残ることもある。」
ヘレン・ケラーの言葉
「幸福の扉の一つが閉じる時は、別の一つが開きます。けれど私たちは閉じた方ばかりながめていて、こちらに向かって開かれているもう一つの方に気がつかないことが多いのです。」
笑うことって大切なことなんですね。「笑う門には福来る」とも言いますし、先日見た映画「僕と妻の1778の物語」でも夫が毎日おもしろい話を書いて妻に見せていて、1年と言われていた余命が何と5年にも延びたし、医者がもう治らないと匙を投げた患者が、おもしろいビデオを毎日見て、奇跡的に治った話もあります。
この本にも書いてありましたが、ほほえみはお金もかからず、自分も相手もいい気分にさせることができる魔法のアイテムですね。これを活用しない手はないですね。
それにしてもテレビや新聞はどうしてああも人々が暗くなるようなニュースばかりを流すんでしょうね。
「笑いの治癒力」 アレン・クライン著 片山陽子訳
1997年7月20日創元社発行 2300円+税
笑いは何のためにもならなくてもただ楽しいだけで価値がありますよね。私は古典落語がとても好き、特に桂枝雀が好きです。志ん生もかなり好き。私自身もブログのカテゴリに「笑いは百薬の長」を設定しています。日本のがほとんど見つけられないのが残念です。