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「うさぎドロップ」を見に行きました(8月20日)

「うさぎドロップ」を見に行きました(8月20日)_d0021786_1727428.jpgおじいちゃんが亡くなって、お通夜に行くと6歳の女の子がいた。亡くなったおじいちゃんの隠し子だという。その子をどうするかで、集まった親戚は相談すると、だれも自分のところでは引き取れないと言い、児童養護施設に入れようなどと言い出す始末だった。

おじいちゃんの孫の大吉が、自分が引き取ると宣言して6歳の女の子“りん”を連れて帰る。ところが子どもを育てるのはとても大変で、まず保育園に入れなくてはならず、幼稚園の先生をしている妹に助けを求める。なんとか保育園に入れることができたが、朝、満員電車に乗ってりんを保育園に送って仕事に行き、仕事が終わると保育園にりんを迎えに行くというのはことのほか大変で、残業のない職場に変えてもらうことにした。

りんはおじいちゃんとお手伝いさんの間にできた子どもで、実の母親は漫画家の卵で、最近ようやく仕事をもらえるようになったところで子育てはできないと、りんを置いておじいちゃんの家に来なくなってしまった。大吉はその母親にも会いに行くが、りんを引き取って育てるつもりは無いと言い切られ、さらに学校に行くようになると親と子どもの名前が違うといじめられるから、できれば同じ名前にしてほしいと頼まれる。

そしてある日、保育園のお絵かき中にりんは仲良しの男の子こうきと二人で保育園を抜け出してしまう。こうきはお父さんが亡くなりモデルをしているお母さん(香里奈)と二人で暮らしている。お父さんは遠いところに行っていると言われていたが、父親が死んだことを知っていて、気持の区切りをつけるために、父親のお墓にりんと二人で行ったのだった。保育園から大吉やこうきの母親に電話が入り、二人は仕事を放り出して子どもたちを探しに飛び出すのだった。大吉の職場の仲間たちや、大吉の両親も二人を探し回っていた。

原作は宇仁田ゆみの同名のコミック。おじいちゃんがお手伝いに来ている漫画家志望の女の子に手を出して、子どもを作るという設定からしてコミカルで、また6歳になるまでそれがおじいちゃんの子どもたち(決して遠隔地に住んでいるわけではなく、近くに住んでいると思われる)がりんのことに全く気づかなかったということも考えられない。大吉が簡単に残業のない倉庫勤務に変われたのも、待機児童がたくさんいる現在、簡単に保育園に入れてしまうなど、ちょっと現実離れした面もあるが、まあそれはコミックだからと割り切って考えると、なかなか面白い映画だった。

「うさぎドロップ」 2011年日本 114分 監督:SABU 出演:松山ケンイチ、香里奈、芦田愛菜、風吹ジュンほか
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by irkutsk | 2011-08-21 17:27 | 映画 | Comments(0)