「ディズニー 掃除の神様が教えてくれたこと」を読みました(3月10日)

d0021786_21293085.jpg著者が東京ディズニーランドで働くことになった経緯、そして彼がそうじの責任者になってから実際に体験したエピソードを通じて、そうじとは何なのか、仕事とは何なのかを教えてくれる一冊です。

内容をちょっと紹介します。
1976年2月、新婚旅行でアメリカへ行く飛行機の中である年配の夫婦に話しかけられる。
ご主人が「君の夢は何だい?」と尋ね、
「夢…ですか?そういえばちゃんと考えたこともなかったかも…。夢はどうすれば叶えられるんですか?」
「そうだなぁ、これ!という方法なんてないと思うよ。ただ、一つだけ言えることは『限界を決めない』ということかな」
「限界を決めない?」
「そう、これがダメだったらやめよう、ここまでできなかったらあきらめよう…と、自分で決めてしまったら、夢は叶わないかもしれないね」
すると横で聞いていた夫人が優しい口調でこう言った。
「夢はね、あきらめなければ叶うのよ」

そして新婚旅行でディズニーランドへ。そこは現実とは思えないイマジネーションの世界だった。花壇の花々も色鮮やかな芝生も、生き生きと美しくすべてが眩い。何より周囲の人々が笑顔にあふれている。まやかしではない夢の国に圧倒され、全身に鳥肌が立った。

東京ディズニーランドができるという話を聞き、会社を辞め、ディズニーランドの入社試験を受けるが4回も落ちる。そして5回目の試験でやっと合格。しかし、配属先は「夜間の清掃部門だった」

開園を3ヵ月後に控えた東京ディズニーランドではアメリカのディズニーランドから来た掃除の指導者を待っていた。ウォルトの理想は常にパークがきれいでなければならず、「何回そうじしたか」ではなく、常に一定の基準を維持していなければならないのだ。

仕事とは楽をするほうが得とか、担当以外の仕事をしたら損とか、自分の都合のためにやるのではないということを、つくづく教えられた。

キャストのやるべきことは、ゲストが安心して楽しめる環境を作ることです。そのためにディズニーでは4つのキーワードがあるんですよ。一に安全、そして礼儀正さ、次にショー、最後に効率。この4つのキーワードは、その並びが優先順位になっていて、この優先順位に従って行動することによって、ゲストが安心して楽しめる環境を作るができるんですよ。

チャック・ボヤージさんは ぼくたちにこう言ったんだ。「自分自身が夢をもっていないと、人に夢を与えることはできないよ」

この本を読み終わって、まだ行ったことのない東京ディズニーランドへ行ってみたくなりました。

「ディズニー 掃除の神様が教えてくれたこと」 鎌田洋著 ソフトバンククリエイティブ株式会社 2011年10月28日発行
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by irkutsk | 2012-03-10 21:29 | | Comments(0)