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「森の学校」を見に行きました(8月21日)

d0021786_13121296.jpgキノシタホールへ「森の学校」を見に行きました。お客さんは3人だけで、これでは経営が成り立たないのではないかと心配になります。

映画は霊長類学の世界的権威、河合雅雄が自らの少年期を綴った著書「少年動物誌」を映画化したものです。昭和10年代の丹波篠山の田舎に住む小学校5年生のガキ大将、雅雄の生活を描いた物語です。父親は歯科医院を経営し、子供は男の子ばかり6人兄弟でうちの中はいつも騒々しい。雅雄は動物が好きで、自分でうさぎやニワトリを飼っていて、ニワトリが産んだ卵を1個2銭で母親に買ってもらっている。そして貯めたお金でまた新しい動物を買うのだった。

腕白なのだがときどき熱を出して学校を1~2か月も休むこともある。そんな雅雄だが、隣の学校の子どもたちとよくけんかをしている。昔は隣の学校の子どもとのけんかはよくあった。ある日年下の男の子が隣の学校の悪がきたちにボロボロに殴られて泣いているのを見つけた雅雄はみんなを集めて仕返しに行く。そして相手の親分と素手でさしで勝負しようということになった。しかし相手は途中で木刀を振り回し、雅雄の額に傷をつける。怒った雅雄は彼に馬乗りになり、顔を殴り、鼻血を出させる。相手は血を見て泣きながら逃げて行ったのだが‥‥。

相手の親は学校まで押しかけてきた。相手の父親は憲兵隊長だったのだ。雅雄の父親は雅雄に状況を話させ、相手が卑怯にも木刀を振り回したということを言い、憲兵隊長に子どもにけんかのしかたを教えてほしいと苦言を呈する。

東京から祖父の家に預けられた美代子との出会いや、大人数の男兄弟の派手な兄弟げんか、祖母に悪態をついて謝る機会がないままに祖母が亡くなってしまった悲しさなど昔の日本の典型的な家庭が実に生き生きと描き出されている。

「森の学校」 2002年日本 108分 監督:西垣義春 出演:三浦春馬、神埼愛、篠田三郎ほか
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by irkutsk | 2012-08-22 13:12 | 映画 | Comments(0)