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「あなたへ」を見てきました(8月26日)

d0021786_1152334.jpg笹島にある109シネマズへ「あなたへ」を見に行きました。109シネマズは名古屋駅からちょっと離れているので不便なのですが、インターネットで席を予約できるのでときどき利用します。夏休み最後の日曜日ということもあって映画館は狭いロビーということもありたくさんの人でごった返していました。あんなに混んでいた109シネマズは初めてです。

さて映画は、富山県の刑務所で刑務技官として働く倉島英二(高倉健)は夏に妻を白血病で亡くしていた。二人で幸せに過ごしていたころの官舎での生活が回想シーンとして映し出される。夏、ベランダにかけておいた風鈴がいい音色を響かせている。それを見て妻の洋子(田中裕子)は「秋になったらしまわなくては。秋の風鈴ほどわびしいものはないから」と言っていた。

妻の洋子は童謡歌手で刑務所によく慰問公演に来ていた。でも本当は慰問目的ではなくある受刑者のために来ていたのだと倉島に告白する。その受刑者は病気で亡くなり、そしてやがて倉島と結婚した。

子どももおらず、一人残された倉島の元へNPOの女性がやって来て、「洋子さんから生前預かっていたものだと言って、2通の手紙を見せる。1通は倉島へすぐに渡され、その中には一羽の雀の絵とともに「故郷の海を訪れ、散骨してほしい」と書かれた絵手紙がはいっていた。もう一通は切手がはってあり、平戸市の郵便局止めで倉島宛のものだった。つまり倉島はこれを受け取るためには彼女の故郷の平戸へ行かなければならないということだ。郵便局留めの郵便物は10日間のうちに受け取らないと受け取れなくなるということだった。

倉島は退職願を書いて、退職後二人でワゴン車を改造したミニキャンピングカーで日本中いろんなところへ行こうと話していたその車で平戸へのたびに出発することに。

ガソリンスタンドで派手なキャンピングカーを運転する杉野輝夫(ビートたけし)と出会う。彼は埼玉からやってきたというが、この3月まで中学の国語の教師をしていて、退職したら妻と二人で、キャンピングカーであちこち回ろうと計画していたが、脳梗塞であっけなく亡くなってしまったという。車を止めて寝られる場所というのは意外に少ないものだといってオートキャンプ場が近くにあるからと誘われる。そこで倉島の入れたコーヒーを飲みながら、「旅と放浪の」違いは何かなどという話をする。朝起きると杉野の車はなく昨晩話してくれた種田山頭火の句集がサイドミラーにぶら下げてあった。

そして次の日、スーパーの駐車場で妙になれなれしい田宮(草彅剛)にバッテリーケーブルを持っているかと聞かれ、つないでやるが、故障はバッテリーではなかった。倉島はどこまで行くのか聞いて、大阪だというので乗せてやることにした。田宮は北海道からいかメシの実演販売のために二人で日本中を回っているのだが相棒が急用で帰ってしまったという。いかメシの実演販売のための道具も一緒に運ぶことになる。そして大阪のデパートで実演販売の手伝いまですることに。そこで応援の南原がやってくる。結局3人で大阪のデパートでの実演販売を最後までやることになった。

そして下関で再びキャンピングカーに乗った種田と偶然会うが、後からパトカーがやって来て、種田はあちこちで車上あらしをやっているということで警察に連行される。倉島も一緒に警察へ連れて行かれるが、富山刑務所の刑務技官だということがわかり釈放される。

門司港でいかメシの実演販売をやっている田宮と南原にふたたび会って、一緒に飲むことに。ここで田宮は自分の妻が浮気しているが、それを問いただす勇気がなくて、こうしてあちこちさまよっているのだと告白する。そして倉島も妻の遺骨の散骨に平戸の薄香へ行くという話をする。ホテルに戻ってベッドに寝転がっていると南原がやってきて、「もし散骨のための船で困ったことがあったらこの人に頼んでみるといい」と言ってメモをくれた。そこには大浦吾朗(大滝秀治)の住所と電話が書かれていた。

そしていよいよ平戸へ。折りしも大型の台風が接近しており長崎県は暴風雨に見舞われるという天気予報だ。散骨は無事にできるのか。郵便局止めにされた妻・洋子からの手紙には何が書かれていたのか。

平戸の薄香で知り合った人たちの生きざま、旅行の途中で知り合った人達の生き様が倉島に「洋子との結婚生活とは何だったのか、なぜ洋子は平戸へ散骨してくれと頼んだのか」を考えさせるのだった。

高倉健はいくつになってもかっこいいですね。年をとるごとに深みも増してきましたね。肉体的にはふけてますが、精神面ではシャキッとしているように思われました。
脇役もみんなが主役級の名俳優ぞろいで、超豪華キャストでした。

「あなたへ」 日本2012年 115分 監督:降旗康男 出演:高倉健、田中裕子、佐藤浩一、草彅剛、余貴美子、ビートたけし、綾瀬はるか、三浦貴大ほ、原田美枝子、浅野忠信ほか  原作:森沢明夫(「津軽百年食堂」の著者)
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by irkutsk | 2012-08-27 11:53 | 映画 | Comments(0)