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「南極料理人」を見てきました(10月3日)

d0021786_15194186.jpgキノシタホールへ「南極料理人」を見に行きました。今日も私一人のために上映してもらいました。いい映画をやるのに、どうしてこんなにお客さんが少ないのか?夜は行ったことがないけど、2桁以上入っているのだろうか。今までで一番たくさんお客さんがいたのは18人ぐらい。階段式の観客席なので前の人の頭も気にならないし、新しくてきれいな映画館なのに‥。

さて、映画は南極昭和基地から更に1000キロも離れた標高3810mのところに2004年4月に開設された「ドームふじ基地」での話。気温は昭和基地と比べるとはるかに低く、昭和基地では最低でも-20度くらいだが、ドームふじ基地では常に-30度以下、冬は-70度にも達するという過酷な状況です。この映画は第38次越冬隊の調理担当として赴任した海上保安官西村淳が著したエッセイ「面白南極料理人」を原作として作られた映画です。

西村と同じ船の料理人で、ずっと南極に行きたいと思っていた男が選ばれ、大喜びしていたが、バイクで事故を起こしてけがをして行けなくなり、西村にお鉢が回ってきた。彼はドームふじ基地の隊員8名の食事を作るのが仕事だが、さまざまな苦労が待ち構えていた。

映画を見ていて、「結構いいもの食べてるじゃないか」と思ったが、食べること以外に楽しみがない状況では、せめておいしいものを食べさせたいというのが人情だろう。伊勢えびがあったと言うと、みんなはエビフライだと大騒ぎ、西村は刺し身の方がいいというが、全員エビフライというので伊勢えびのエビフライを作る。
目の前に出された超特大のエビフライに全員、「刺し身のほうがよかった」ともらす。

夜中にラーメン好きの隊長と隊員がこっそりラーメンを食べて、途中でラーメンが底をついてしまう。ラーメン好きの隊長は意気消沈し元気をなくしてしまう。ラーメンの麺を作ることはできないのかと聞かれ、かんすいがないとできないと断わる。しかし別の隊員がベーキングパウダーで作れるんじゃないかと提案し、それでやってみることに。そして見事ラーメンの麺を作ることに成功し、ラーメン好きの隊長は感激するのだった。

西村の支えは家族であったが、赴任後、娘から「お父さんがいなくなってから毎日が楽しくて仕方ありません」というファクスが届き、ショックを受ける。南極へ来る前の日、娘友花の歯が抜け、それをお守りとして袋に入れて持って来ていたが、仲間の揉め事の最中にその歯が、氷を掘削している穴に落ちてしまう。ショックで食事を作ることもできず部屋にこもる西村だった。

夏の間は太陽が沈まないし、冬になれば一日中夜という特殊な環境の中で精神的にも非常に辛い状況の中、8人の隊員の食事を、心を込めて作る西村のすごさに感動しました。

日本に帰って来て、家族との日常生活が始まると、「本当に南極に行っていたのだろうか」と思う西村だった。

映画は南極でロケをしたのではなく、北海道にドームふじ基地を作って撮影したということです。食べ物の映画って見ていて楽しいですね。食べることは人生の楽しみの重要な部分ですからね。

「南極料理人」 2009年日本 125分 監督:沖田修一 出演:堺雅人、生瀬勝久、きたろう、高良健吾、豊原功補ほか
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by irkutsk | 2012-10-03 15:20 | 映画 | Comments(0)