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「しわ」を見に行きました(6月24日)

d0021786_2112679.jpg伏見ミリオン座へ「しわ」を見に行きました。

高齢化社会や認知症というテーマを手描きアニメーションで描き、スペインの賞レースで著名なゴヤ賞で最優秀アニメーション賞と最優秀脚本賞を受賞したドラマ。

かつて銀行に勤めていたエミリオは、息子夫婦と一緒に住んでいたが、認知症の症状が見られるようになり、養護老人施設へと預けられる。同室のミゲルはお金にうるさくて抜け目がない。食事の時のテーブルには、面会に来る孫のためにジャムや紅茶を貯めている女性アントニアやアルツハイマーの夫モデストの世話を焼く妻ドローレスらがいる。

施設には様々な行動をとり、様々な思い出を持つ老人たちが、日々の暮らしを送っている。そして重症の老人は2階の部屋へと入れられるとミゲルが教えてくれる。

エミリオはある日、モデストと薬を間違えられたことで、自分もアルツハイマーであることに気づいてしまう。ショックで症状が進行したエミリオは2階へ送られる日も遠くない。そんなエミリオのことを思い、ついにミゲルはある行動に出ようとするのだった。

家族にも見放され、施設でも自分自身をだんだんと失っていく老人たちの姿があまりにもリアルに描き出されていて、怖さを感じてしまうアニメ映画だった。自分も認知症になり、様々なトラブルを引き起こすかもしれない、そして家族がそのことによって振り回され、疲れ果てるかもしれないと思うとやりきれない気持ちになる。

「しわ」 2011年スペイン 89分 カントクイグナシオ・フェレーラス 原作:パコ・ロカ「皺」小学館集英社プロダクション 2940円(税込)
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by irkutsk | 2013-06-24 21:12 | 映画 | Comments(0)