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「じんじん」を見てきました(8月9日)

d0021786_2047174.jpg名演小劇場へ「じんじん」を見に行きました。

宮城県松島に住む大道芸人の銀三郎(56)は、気ままな独り身で芸人仲間から愛されるお調子者だ。決まりごとといえば、北海道で幼なじみの高峰が営む農場を手伝うことのみ。会社員だったときに別れた妻と娘にもそれっきり会っていない。そんなある年、農場に行くと都会から農業研修できていた女子高生たちと一緒になる。いがみ合いながらも距離を縮める銀三郎と女子高生たちだったが、ただ一人の少女・彩香だけは心を開かない。やがて農業研修が終わりに近づき、彼女はそっと打ち明けるのだった。

彼女が高峰家の長男・健に打ち明けたのは、銀三郎は6歳のときに別れた彩香の父親だということだった。銀三郎はそのことを聞いて昔の彩香を思い出す。ワニとイルカの話を自分で作って話してやっていたが、話が途中で終わったままになっていた。高峰家の住む剣淵町は20年前から「絵本の里づくり」を掲げ、町民たちは仕事の合間をぬって子どもたちに絵本の読み聞かせをしていた。

女子高生たちが帰る日、銀三郎は彩香に毎年開かれる「けんぶち絵本の里大賞」に来てほしい、自分も絵本を作って応募して、大賞を取るからと言う。その後、彩香はうちに帰って、偶然、実の父親に会ったことを母・和子に話す。和子はクリーニング店を営むまじめな性格の日下部と再婚していて、彩香が夫に対して心を開いてくれないのを気にしていた。そんな時、別れた夫と彩香があったという話を聞いて、銀三郎に会って「もう彩香と会わないでくれ、私達の家庭を壊さないでくれ」と言った。

彩香のために6歳のときの話の続きを絵本にして「けんぶち絵本の里大賞」に応募しようと必死に絵本を作っていた銀三郎だったが、結局大賞には応募しなかった。当日、彩香はアルバイトでお金をためて東京からやってきて、ボランティアとして参加していたが、銀三郎の姿は見えなかった。

がっかりして田んぼを歩いていた彩香の元に絵本を持って銀三郎が現れたのだった。

親子の愛情が見ているものにまで伝わってくるいい映画でいた。わたしも両親が1歳のときに離婚し、父親をまったく知らずに育ちましたが、子どものとき、さびしいとか、父親のいる子がうらやましいなどと思ったことは一度もありませんでしたが、だんだん年を取り、こんな映画を見ると、子どもの頃、父親と遊びたかったなと思わずにいられません。

剣淵町にはアルパカ牧場があり、かわいいアルパカたちと遊ぶことができます。来年は北海道へ行きたくなりました。剣淵町は旭川から宗谷本線で更に北へ50kmほど行ったところにあります。

「じんじん」 2013年日本 129分 監督:山田大樹 出演:大地康雄、小松美咲、佐藤B作、中井貴恵、村田雄浩、中田喜子、若林麻由美ほか
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by irkutsk | 2013-08-09 20:50 | 映画 | Comments(0)