「世界が食べられなくなる日」を見に行きました(9月13日)

d0021786_226936.jpg名古屋シネマテークへ「世界が食べられなくなる日」を見に行きました。

公式ホームページによると次のようなな内容である。
2009年、フランスである動物実験が極秘に開始された。それはラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシ、農薬(ラウンドアップ)を、いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期実験だった。実験期間は2年、ラットの寿命に相当する期間である。

現在、市場に流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、ラットに遺伝子組み換え作物を3ヵ月間与え続けても問題がないという実験結果をもとにしている。人間の寿命を80歳とすれば、ラットの3ヵ月は人間の10歳に相当する。 分子生物学者、ジル=エリック・セラリーニ教授が行ったこの世界で初めての実験は、2012年9月に専門誌に発表され、フランスをはじめとしてヨーロッパ諸国、そして世界中に大きな波紋を投げかけた。
「除草剤耐性トウモロコシNK603を2年間にわたってラットに与えたところ、乳がんや脳下垂体異常、肝障害などになった」とする論文を学術誌で発表したのである。

本作で、遺伝子組み換え作物の影響と同時に描かれるのが“原発がある風景”。世界第2位の原発保有数58基が稼働中で常にリスクと隣り合わせのフランスと、福島第一原発事故以降の日本。その地に住む農家がどのような影響を受けたのか。

“遺伝子組み換え”と“原子力”、いのちの根幹を脅かす二つのテクノロジーの三つの共通点、それは後戻りができないこと、すでに世界中に拡散していること、そして体内に蓄積されやすいこと。セラリーニ教授は映画の冒頭で警告する「20世紀に世界を激変させたテクノロジーが二つあります。核エネルギーと遺伝子組み換え技術です。これらは密接に関係しています。米国エネルギー省は原爆につぎ込んだ金と技術者を使って、ヒトゲノムの解析を始めました。そこから遺伝子組み換え技術が誕生しました」。

ジュース、ビスケット、冷凍食品、肉…、地球上の子供たちが、知らないうちに遺伝子組み換え食品を口にしています。スーパーに並ぶ加工食品の80%に、遺伝子組み換え作物が混在しているのです。私たちはどんな未来を選ぶか考えなくてはいけません。(本編より)
日本は実は遺伝子組み換え食品の輸入大国であった。トウモロコシの輸入量は年間約1600万トン。その約9割がアメリカ産で、その88%が遺伝子組み換え品種である。それが主に家畜の飼料をはじめ、食用油やコーンスターチなどの加工食品の原料に使われている。また大豆も年間約300万トン輸入されており、その約7割がアメリカ産でその93%が遺伝子組み換え品種である。大豆加工食品の代表である醤油にも遺伝子組み換えの表示義務はない。

「世界が食べられなくなる日」 2012年フランス 118分 監督:ジャン=ポール・ジョー
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by irkutsk | 2013-09-14 22:06 | 映画 | Comments(0)