「赤い文化住宅の初子」を見に行きました(11月8日)

d0021786_2251187.jpgキノシタホールへ「赤い文化住宅の初子」を見に行きました。

舞台は広島県福山市。中学三年生の初子(東亜優)は、文化住宅で貧乏生活を送っている。父親は蒸発し、母親は病気でなくなり、兄の克人(塩谷瞬)と二人で暮らしている。高校を中退して工場で働いている克人は、稼いだ少ない金を風俗に使ってしまう始末。初子は勉強を教えてくれる同級生の男子、三島(佐野和真)に恋心を抱いているが、彼と約束している志望校の東高へ行く学費を捻出するのは難しかった。

ラーメン屋でアルバイトしつつ、母の形見の「赤毛のアン」の主人公アンの幸運な境遇に嫉妬の念を燃やす毎日だった。そんな初子はひょんなことから中年の女(浅田美代子)と知り合い、何かと親切にしてもらうのだった。

ある日学校から帰ると克人は風俗の女を連れ込んでいた。家を飛び出した初子は会談から落ちて怪我をしてしまう。そして中年の女がそんな初子を見つけ家へ連れて帰って怪我の手当てをしてくれたのだった。そして彼女に連れて行かれたのは精魂会という怪しげな組織だった。そこに酔いつぶれて寝ていたのは、いつも男遊びばかりしてやる気のない担任教師の田尻(坂井真紀)だった。田尻は初子を助け出すのだった。

克人は工場の大人とけんかをしてクビになる。初子もラーメン屋を首になる。高校進学は絶望的になり、初子は就職することにした。そして卒業後ビスケット工場で働くことになった。三島は初子のことが好きで大人になったら結婚しようと二人は約束するのだった。

そしてある日、ホームレスの父親(大杉漣)が初子に気付き、彼女のあとを追って文化住宅へやってくる。克人は父親を許さず、殴ったり、蹴ったりして彼を追い出だすのだった。父親はそのうちで焼身自殺するのだった。

克人と初子は大阪へ行くことにした。駅で電車を待つ初子のもとに、学校の模擬試験を抜け出して三島が見送りに駆けつけてきてくれた。

2007年にこんな貧しい家庭があるのかと驚いた。でもそんな中でけなげに生きていく初子の姿がいじらしく、何とか三島とうまくいってほしいと思った映画だった。

「赤い文化住宅の初子」 2007年日本 100分 監督:タナダユキ 出演:東亜優、塩谷瞬、佐野和真、坂井真紀、大杉漣ほか 原作:松田洋子『赤い文化住宅の初子』

                                キノシタホール
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by irkutsk | 2013-11-08 22:10 | 映画 | Comments(0)