「武士の献立」を見に行きました(12月22日)

d0021786_20153013.jpgミッドランドスクエアシネマへ「武士の献立」を見に行きました。

公式ホームページによると物語は次のようなものである。
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江戸時代。加賀藩六代藩主・前田吉徳の側室・お貞の方(夏川結衣)に仕える女中・春(上戸彩)は、浅草で著名な料理屋を営む両親の下に生まれた。幼い頃、火事で家も家族も亡くしたが、両親譲りの料理の腕前は、皆の舌を楽しませ、お貞の方の日々の健康を支えていた。ある日、江戸屋敷の宴席で、藩内屈指の料理人、台所方の舟木伝内(西田敏行)が、汁椀の“鶴もどき”を用意する。吉徳は余興に、具材の中身を当てよと問いを出す。誰もが答えられぬ中、春は見事具材を言い当て、伝内を驚かせる。

数日後、伝内が春を訪ねてくる。加賀では見慣れぬ“明日葉”の料理法を知りたいというので、天ぷら、おひたし、汁物を手際よく作ってみせた。伝内はその才能に惚れ込み、ぜひ舟木家の嫁にと懇願。だが春はその勝気な性格が災いし、商家を離縁された身。一度は断るも、お貞の方の後押しもあり、再び嫁入りを決意する。長旅の末、加賀に到着した春は、おっとりした姑の満(余 貴美子)に快く迎えられる。しかし夫の安信(高良健吾)は、料理の腕も家を継ぐ気もない年下の男で、春にもまったく興味がない様子…。

嫁入り早々、舟木家では親戚方に料理を振る舞い、その出来を吟味する“饗の会”が催される。それは安信が舟木家の後継にふさわしいと認めてもらう ための絶好の機会だったが、席に集った親戚縁者から、逆に料理の不味さを口々に指摘されてしまう始末。その様子にいたたまれなくなった 春は、次の膳に出す汁椀をこっそり作り直す。その圧倒的な旨さに皆は感心し、会は無事終了したが、安信は怒り心頭。「妻女のくせに、勝手に手出しをするとはどういうことだ!この古狸め!」と罵り、春は「聞き捨てならない!!」と安信に包丁の腕比べを申し出る。安信が勝てば、春と離縁。春が勝てば、安信に料理指南を受けてもらうことに。そして、鮒の刺身をお題に、命運をかけたふたりの〈包丁勝負〉がはじまった! 使用人たちが不安げに見守る中…結果は、春の勝利に終わった。こうして、春の安信への料理の猛特訓がはじまった。

様々な料理の基礎を安信に教える春。渋々指導を受けながらも、めきめきと腕をあげていく安信。やがて昇進の機会が訪れる。試験では、春が夕餉に出した治部煮をもとに、治部の肉の代わりにすだれ麩を足す着想が、節制を重んじる藩から高い評価を得る。昇進した夫の素っ気ない感謝の言葉に、小躍りしたいほど嬉しい春。

安信の昇進を家族はもちろん、親友の定之進(柄本佑)やその妻・佐代(成海璃子)も大喜び。ところが春は、ひょんなことから安信と佐代の過去を知ってしまう。次男の安信は、剣術で身を立てようと道場に通ううち、跡取り娘の佐代と恋仲になり、彼女の家に婿入りするはずだった。しかし流行り病で兄が亡くなり、安信は舟木家を継がねばならなくなり、佐代は定之進と結婚することになったというのだ。自分の知らない夫の過去に、無力感とやるせなさで想いが溢れる春。眠れない夜を過ごす春は、ひとり泣きながらかぼちゃの煮物をつくるのだった。

嫁入りから1年。江戸詰から家に戻った伝内は隠居を決意。安信に役目を譲り、今後は加賀料理を書にまとめたいと語る。折しも藩では、改革派と保守派との間で不穏な空気が流れていた。藩主・吉徳の推挙を得て、新しい政治を進めようとする大槻伝蔵(緒形直人)の下には、定之進をはじめ改革に燃える若者らが集まっていた。安信はその場に居ながらも料理をするしかない自らの無力さに肩を落とす。そんな折、吉徳が急逝。保守派の重臣・前田土佐守直躬(鹿賀丈史)は、新藩主となった宗辰に、伝蔵の弾劾を直訴。「改革派を一掃せよ」との命は下級平士にも及び、定之進・佐代夫婦も国を追われてしまう。その後も藩政の混乱は続き、宗辰が急死。次なる藩主、重熙の毒殺未遂が起き、容疑は吉徳の死後、尼寺で暮らす真如院ことお貞の方にかけられた。自分の子を次期藩主にと目論む謀反に加え、伝蔵との不義密通容疑だという。納得いかない春は、安信の計らいで、幽閉されている真如院に再会。母のように慕い仕えた真如院のため心を込めて作ったお重を並べ、真如院との最後の時間を過ごすのだった。

数ヵ月後、重煕が新藩主となって江戸から戻る。伝内は安信に、着任祝いの宴の補佐を命じるが、安信は伝蔵や定之進たちを追い込んだ土佐守肝入りの饗応料理に納得いかない。折しも、定之進らによる土佐守討伐の計画が進められていた。安信がその暗殺計画に加わると知った春は、夫を助けたい一心で、刀を抱き、家を飛び出す。刀を持たず計画の場所に駆けつける安信だったが、そこには無残な姿で横たわる仲間の姿が…。家に戻ってきた春に激怒し、刀を振り上げる安信。その時、伝内が病に倒れたという知らせが入る。床に臥せる伝内は安信に、真に藩を思うならば包丁侍として加賀の威信を示せと説き、春を伴い、能登へ饗応料理の食材を探す旅に出よと命じる。互いへのしこりが消えぬまま旅立つ安信と春。様々な食材を吟味しながら、春はある決意を固める。そして、饗応の宴の日。包丁侍の誇りをかけた、一世一代のもてなしがはじまった――。
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包丁侍と揶揄されていた台所方であるが、食べ物で人を喜ばすというのはすばらしいことである。春の内助の功で、暗殺計画にも加われず、安信は台所方として重煕着任祝いの宴の料理を取り仕切り好評を博す。

「武士の献立」 2013年日本 121分 監督:朝原雄三、出演:上戸彩、高良健吾、西田敏行、余貴美子、成海璃子、夏川結衣、榎本佑、緒方直木人ほか
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by irkutsk | 2013-12-23 20:15 | 映画 | Comments(0)