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「さよならアドルフ」を見に行きました(2月2日)

d0021786_9163970.jpg名演小劇場へ「さよならアドルフ」を見に行きました。

1945年春、敗戦後のドイツで、那智親衛隊の高官だった父と母が連合軍に拘束され、置き去りにされた14歳の少女・ローレと幼い弟やいもうとが900キロ離れたハンブルグの祖母のうちを目指す物語です。

両親がいなくなり、ローレは双子の弟と妹、そして赤ん坊の弟と田舎の農家に居候をしていた。ところが弟がミルクを盗み、追い出されてしまう。4人は赤ん坊を連れて、祖母のうちを目指す。終戦を境に何もかも変わってしまい、ナチの身内に対する目は冷たく、相手が子どもであっても救いの手を差し伸べてくれるものはいなかった。

そんななかナチがユダヤ人にしてきた残虐行為をはじめて知り、戸惑うローレ。さらにローレたちを助けてくれるユダヤ人青年・トーマスが旅に加わったことで、ローレがこれまで信じてきた価値観やアイデンティティが揺らぎ始めるのだった。

終戦直後のドイツはアメリカ、イギリス、ソ連が管理している区域に分けられており、旅の途中で幼い弟は森の中でソ連兵に銃撃され死んでしまう。

終戦直後のドイツがどんな状況だったのか、その状況がよくわからなかったので、私にとってはやや消化不良気味だった。でもローレが過酷な状況(たくさんの死体、そして殺人の現場、ナチが行ったユダヤ人虐殺)を乗り越え、やっと祖母のうちへ着き、翌日の朝の食卓で弟のマナーの悪さを指摘する祖母に反発するローレの気持ちはよくわかった。

いままでユダヤ人側から描かれた映画は多かったが、ナチの家族、子どもたちの視点から描かれた映画はなかったと思う。

「さよならアドルフ」 2012年オーストラリア・ドイツ・イギリス 109分 監督:ケイト・ショートランド 出演:サスキア・ローゼンタール、カイ・マリーナほか
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by irkutsk | 2014-02-03 09:16 | 映画 | Comments(0)