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「友だちと歩こう」を見に行きました(3月26日)

d0021786_2123489.jpg名演小劇場へ「友だちと歩こう」を見に行きました。

小さな4つの話からなっているが、その4つの話がつながっているようなつながっていないようなへんな映画だった。

団地に一人で住む富男は悪い足を引きずって団地仲間の国雄とタバコを買いに行くのが日課になっている。富男にとって、決して遠くない道程にはさまざまな出会いと出来事が起こる。ある日二人で歩いていると、同じ団地に住んでいて先日飛び降りた若い女性が松葉杖で歩いているのに出くわす。郵便局に行くという彼女と一緒に足の悪い2人が歩いていく。前を歩く女の尻を見て「いいケツしてるな」とささやきあう二人の嬉しそうな顔。信号のところで国雄は財布を忘れてきたことに気付くが、富男が一緒に買って来てやるから帰って待ってろと言う。富男はタバコを買って、彼女と途中まで一緒に帰ってくるが、道が分かれているところで別れる。

第2話では青春が終わったのにまだ続いていると思い込んでいる二人、モウリとトガシの話。モウリはトガシを連れて、別れた元妻サツキに会いに行く。家の玄関の戸をあけて声をかけるが誰もいない。しばらくして庭のほうから男が現れる。サツキの夫だという。そのうちサツキも帰ってくるが、知らん顔してうちの中に入り、晩御飯を作り始める。そして娘のミサキが「カレーができた」と呼びに来る。二人は上がりこんで現在の夫や娘(今の夫やモウリの子ではないとサツキは言う)とともにカレーライスを食べる。

第3話では国雄はタバコを買いに行こうと富男を待つがちっとも来ないので、部屋を見に行くと動けなくなっている。国雄は富男を助け、一人でタバコを買いに行く。ところがタバコを買わずに、ワンカップの酒を買って半分飲んで帰っている途中、自転車とぶつかって川の土手を転がり落ちる。自分では登ることができず河原で一夜を過ごす。翌朝になって富男は国雄がまだ帰って来ていないのに気付き、探しに行く。そして河原に倒れている国雄を発見し、ダンボールを尻の下に敷いて土手を下りていく。二人は必死の思いで土手をよじ登るのだった。

第4話は富男と国雄がいつもの喫茶店にいると、青い顔をしてモウリからの郵便物を持ったトガシがやってくる。これは遺書なのじゃないかと、開けるのをためらうトガシだった。それを見ていたウエイトレスはやってきて、封筒を破る。中から出てきたのはカセットテープだった。ダイイングメッセージかも知れないとおびえるトガシだったが、聞いて見ると海の波の音だった。以前トガシトモウリは聞こえるから音があるので、聞こえなければ音がないということで言い合っていた。そしてモウリは海の波の音は誰も聞いていなくても音を出していると言っていた。それを証明するために海辺で波の音を録音して送ってきたのだった。

二組の男同士の友だちの話だが、何でこの二組の男たちが出てきて、どうつながっているのかよくわからない。いっそ二つの映画にすればもっとそれぞれを掘り下げることができたのではないか。中途半端な感じの映画だった。チラシや予告編を見る限り、もっと面白い映画かと思っていたが、笑いという点でも中途半端で終わっていたような気がする。

「友だちと歩こう」 2013年日本 89分 監督:緒方明 出演:上田耕一、斉藤陽一郎、松尾諭、高橋長英、山田キヌオ、水沢紳吾、野沢
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by irkutsk | 2014-03-27 21:23 | 映画 | Comments(0)