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「ほとりの朔子」を見に行きました(3月31日)

d0021786_22391676.jpg名古屋シネマテークへ「ほとりの朔子」を見に行きました。

大学受験に失敗した朔子(二階堂ふみ)は、現実逃避の日々を送っていた。
ある日、叔母・海希江(鶴田真由)に誘われ、もうひとりの伯母・水帆(渡辺真起子)が旅行で留守にする家で、夏の終わりの2週間を過ごすことになる。

美しく知的で、やりがいのある仕事を持つ海希江を朔子は尊敬しており、小言ばかりの両親からも解放される海辺の街でのスローライフに胸躍らせる。

朔子は海希江から、古馴染みの兎吉(古舘寛治)や娘の辰子(杉野希妃)、そして甥の孝史(太賀)を紹介される。

朔子と孝史は小さな街の川辺や海や帰り道で出会い、語り合ううちに、次第に距離を縮めていく……。

映画は列車の走行音で始まり、朔子が海希江と二人で伯母・水帆のうちへ来る。そして、母親が予備校入学の手続きをしたから帰ってくるようにとの電話がかかってきて、朔子は海希江と兎吉、辰子に見送られて帰っていく。その列車の走行音で映画は終わる。

伯母のうちで叔母の海希江と過ごした10日間を描いたひと夏のストーリー。孝史と昼ごはんを食べる約束をして、レストランで注文した後、孝史の携帯にクラスメイトの知佳から今から会いたいと電話がかかってくる。朔子は「ここに呼べば」と言って自分は料理も食べず、お金だけ払って帰っていく。翌日孝史は知佳にイベントがあるからと一緒に行こうと誘われて、行ってみると反原発の集会だった。そこで彼は福島から避難してきている者として発言を求められる。だが、彼は以前から福島から出たくて、原発事故を機に喜んで出てきたし、帰りたいとも思わないと発言して、走って会場を後にする。知佳に誘われたのはこの集会に自分を誘うためだったのだと気付きショックを受ける。

そして伯父・兎吉の経営するラブホテルでアルバイトしているが、大事な常連の客で地元の議員・志賀廣太が高校生を連れ込んでいるのを見て、伯父を追及する。伯父はもう明日から仕事に来なくてもいいと言う。その常連の客が来たらかけるように言われていたCDをかえて、「こんにちはあかちゃん」をかける。そしてホテルを飛び出す。

ちょうどうちで孝史が集会で発言しているのを見て、彼に会おうとやって来た朔子と会い、二人で家出する。線路を歩きながら駅のホームで一夜を明かす。翌日二人はうちへ戻る。

夏の終わりの10日間に朔子が見聞きした、人間関係をリアルに映し出したいい映画だった。

「ほとりの朔子」 2013年日本 125分 監督:深田晃司 出演:二階堂ふみ、鶴田真由
、太賀、古館寛治ほか
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by irkutsk | 2014-03-31 22:39 | 映画 | Comments(0)