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「世界の果ての通学路」を見に行きました(4月23日)

d0021786_23245215.jpg名演小劇場へ「世界の果ての通学路」を見に行きました。

「世界の果て」といわれるところに住む子どもたちがどのようにして学校へ通っているかを撮ったドキュメンタリー映画です。

アフリカ・ケニアの11歳のジャクソンは妹と二人で片道15kmの道を2時間かけて通います。途中ゾウがいることもあります。父親にゾウに近寄ってはダメだ、ゾウに見つけられたら逃げろと教えられ、勉強用具を肩に掛け、水を入れたポリタンクを持って二人で出かけます。途中、岩山の上からゾウがいるところを確認して、そこを避けていきます。でもゾウに見つかり必死で逃げる二人でした。ジャクソンはこの日、国旗掲揚の係りだからと早めに家を出たのですが、学校に着いたとき、もうみんなが整列して、彼が来るのを待っていました。

アルゼンチンの11歳のカルロスは片道18kmの道を1時間半かけて通います。馬に乗っていくのですが、山道を行くので危険この上ない通学路です。妹を後ろに乗せ二人ででかけます。途中平坦なところでは馬をだく足で走らせ、途中でやはり馬で通っている友だちと会って一緒に学校へ向かいます。多くの子は歩いて学校へ通っていますが、遠隔地のカルロス兄弟は馬でなければ通えません。

モロッコのザビラは毎週月曜日、片道22kmの道のりを4時間かけて歩いていきます。途中で二人の女の子と合流し、一緒に山を越えていきます。この日ノウラが足首を痛め、早く歩くことができません。村まで着いたところで、車に乗せてもらおうと、通りかかる車を止めて頼むのですが、誰も乗せてくれません。そして最後にやっと羊を運んでいるトラックの荷台に乗せてもらうことができ、何とか学校に間に合いました。まず寮に行っていたので、1週間寮で過ごして、週末家へ帰っているようです。

4人目はインドのサミュエル13歳。彼は未熟児で生まれ、足に障害があり歩けません。弟二人が彼を車椅子に乗せ、前と後から押したり、引いたりして3人で学校へ行きます。4kmの道のりを1時間半かけて毎日通います。舗装された道などなく、砂地や荒地を、車椅子を引っ張っていきます。近道しようとして川を渡ろうとしたのですが、タイヤをとられてかえって大変でした。道の途中でトラックが故障して通せんぼをしていたり(トラックの運転手たちが車椅子をかかえて運んでくれました)、車椅子のタイヤのゴムが外れたり(自転車屋さんが直してくれました)、いろんなハプニングがありましたが、学校に到着すると、サミュエルのクラスメイトが彼をかかえて、席まで連れて行ってくれます。

子どもたちの目が生き生きしていました。私たちから見ると大変だと思えるけど、彼らにはそれしかないのだから、私たちが思うほど大変だと思っていないと思います。勉強するってことは、本当は楽しいことなんだと思います。

「世界の果ての通学路」 2012年フランス 77分 監督:パスカル・ブリッソン
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by irkutsk | 2014-04-23 23:24 | 映画 | Comments(0)