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「メトロ42」を見に行きました(6月28日)

d0021786_18163034.jpgロシアのパニック映画「メトロ42」(原題МЕТРО)をユナイテッドシネマ豊橋18へ見に行きました。今のところ名古屋での上映予定はないので、わざわざ豊橋まで見に行きました。

映画はモスクワの地下鉄環状線を舞台にした物語で、朝7時59分、サドーヴァヤ駅と文化公園駅の間を走っていた地下鉄42列車がトンネルの天井が一部崩落し、そこから水が流れ込んでいるのを発見。急ブレーキをかけ、レールと車輪の間で火花を散らしながら走る地下鉄。乗客は列車内で将棋倒しになり、列車は脱線。

この事故が起こる4時間前。アル中気味の地下鉄点検係のおじいさんが水漏れを発見し、地下鉄の運転管理室に報告するが、排水ポンプの出力は全然低いレベルだと言って、取り合ってくれなかった。

事故直後、運転管理センターでも何が起こったのかわからず、後続の17列車が停車し、運転管理センターに問い合わせ、サドーヴァヤ駅まで引き返すようにという指示を受けた。そしてその17列車の運転手が、列車に向かって水が流れてくるのを発見した。無線で連絡しやっとトンネル内で出水事故が起こったのがわかった。

このまま放置すればモスクワ川の水が地下鉄のトンネル内に流れ込みモスクワの半分が陥没するという。これを防ぐためには駅の間にある密閉扉を閉め、水があふれている箇所に窒素を送り込み固めてしましかないという。

一方列車に閉じ込められた乗客は窓ガラスを叩き割って、外へ出て駅のほうへ歩き始めるのだが…。地下鉄は電気を第三軌条から取っており、第三軌条が水没すると水の中を歩いている乗客は感電死してしまう。運転管理センターは17列車がサドーヴァヤ駅に到着するのを待って電源を落とそうと、17列車に早く戻るように急かすのだが。

この映画はパニックだけでなく、事故に巻き込まれたある家族のヒューマンストーリーも同時に進行していく。外科医師のアンドレイは優秀な医者だが、仕事熱心であまり家庭を顧みず、妻のイリーナは実業家のヴラトと不倫関係にある。アンドレイはそれを知りながら何もいえない。娘のクシューシャはそんな父親のふがいなさに腹を立てている。

事故当日、イリーナは出張の後、ヴラトとホテルで過ごしていた。イリーナはクシューシャのこともあり、不倫関係にどう決着をつけたらいいのか苦しんでいた。そんな時、アンドレイは車でクシューシャを学校へ送っていこうとしたが、駐車場で自分の車の前にすぐ戻るからと車を止められるが、運転手は一向に戻ってこない。痺れを切らしたアンドレイはクシューシャを連れて地下鉄で行くことにする。一方ヴラトは今日こそは決着をつけると、イリーナと一緒に、彼女のうちへ行くが、アンドレイとクシューシャは出かけた後でいなかった。仕方なくアンドレイは仕事へ向かうが、大渋滞で車が動かない。今日は大事な入札があるので急がなければならず、車を置いて地下鉄に乗る。

事故の列車の中でアンドレイとヴラト、クシューシャは偶然鉢合わせ。お互いに葛藤をかかえながら事故現場からの脱出のために力を合わせるのだが…。大学を追い出された地下鉄オタクの青年と、彼にナンパされた喘息の持病を持つ娘、元看護婦の女性などとともに脱出を試みるのだが、難関また難関の連続ではらはら、どきどきが続く。そしてようやく救助隊が彼女たちを見つけ、クシューシャが「Нас нашли! Нас нашли!」(私たちを見つけてくれたわ!)と歓喜の叫びを上げるのですがその直後にトンネルの奥から大量の水が押し寄せてくるのだった。

2時間以上の映画だが、時間を忘れさせる息をもつかせぬストーリー展開で、ハリウッドのパニック映画にも負けず劣らずの秀作だ。名古屋上映の予定が今のところないが、是非名古屋での公開を期待したい。

公式HPはこちらからご覧になれます。

•「メトロ42」 2012年ロシア 132分 監督:アントン・メゲルディチェフ 出演:セルゲイ・プスケパリス、アナトーリー・ベリィ、スベトラーナ・コドチェンコワ
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by irkutsk | 2014-06-28 18:16 | 映画 | Comments(0)