「思い出のマーニー」を読みました(8月1日)
舞台はイギリスの低地地方ノーフォーク。細かい点では映画と違う点がいくつかありましたが、大体のストーリーは映画と同じです。前半はアンナとマーニーの物語。後半は二人の物語の謎解きで構成されています。謎解きは「湿地の館」に新しく越してきた子どもたちとすすめるのですが、最後はマーニーのともだちだったギリーと越してきた家族の母親のリンゼイ夫人が、アンナの里親プレストン夫人から聞いた話を総合してマーニーに関する謎解きをします。
マーニーはかつてこの「湿地の館」に住んでいたのですが、両親はいつも出かけていて、マーニーの面倒はばあやと二人のメイドが見ていたのでした。でもマーニーはさびしくて、いつも自分の部屋の窓から入江を眺めていたのでした。
映画を見てから原作を読むとより理解が深まります。
「思い出のマーニー」 ジョーン・G・ロビンソン著 高見浩訳 新潮文庫 2014年7月1日発行 550円