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「ジゴロ・イン・ニューヨーク」を見に行きました(8月6日)

d0021786_92454.jpg伏見ミリオン座へ「ジゴロ・イン・ニューヨーク」を見に行きました。

ニューヨーク・ブルックリンで祖父の代からの本屋をたたむことになったマレー(ウッディ・アレン)は友人のフィオラヴァンテ(ジョン・タトゥーロ)相手にぼやいていた。妻は働いているが、4人の子供を抱えて失業したマレーは、かかりつけの皮膚科の女医パーカー(シャロン・ストーン)からレズビアンのパートナーとのプレイに男を入れたいと相談を受け、1000ドルで紹介すると持ちかける。マレーは定職につかず、数日前から花屋でバイトを始めたフィオラヴァンテをおだて、ジゴロデビューさせる。パーカーと二人だけのお試しから戻った彼は、500ドルのチップまでもらってきていた。

ポン引きの才能を発揮したマレーは、彼と違って厳格なユダヤ教宗派の高名なラビの未亡人アヴィガル(ヴァネッサ・パラディ)に熱心な営業をしていた。若く美しい彼女がずっと喪に服しているのを見たマレーは、フィオラヴァンテの“セラピー”を受けるよう説得する。フィオラヴァンテのアパートで背中をマッサージされたアヴィガルは涙を流し、その理由を聞いたフィオラヴァンテは心を揺さぶられる。そして二人は普通の恋人同士のようにデートするようになる。しかし二人の恋は、ジゴロにとってはご法度、ユダヤ教徒にとっては禁忌だった。アヴィガルに思いを寄せる幼馴染のドヴィ(リーヴ・シュレイバー)の告発により、ユダヤ法の審議会にかけられるマレー。ポン引きの罪は石打ちの刑だという。まるで中世のような裁判だった。そのころ、フィオラヴァンテはパーカーと彼女のレズビアン相手と3人でプレイしていたが…。

気軽に楽しく見られる映画だった。厳格なユダヤ教徒の戒律というのは厳しいものだと思った。ユダヤ人未亡人のアヴィガルはフィオラヴァンテによって束の間、戒律を破り自由を味わったのだが、その後彼女を待ちうけていた運命はどんなものだっただろうか。映画はフィオラヴァンテと別れたところでおわったので、その後、彼女がどうなったのかはわからないが、想像するに、厳しい戒律に従って未亡人を通すか、ドヴィと再婚するかであろう。いずれにしてもユダヤ教の戒律からは抜け出さないだろう。

宗教的縛りが非常にゆるい日本では、イスラム教やユダヤ教、ヒンズー教などの戒律が厳しい宗教に対する理解は難しいと思う。だが宗教とは何ぞやというところから考えないと。そこを抜きにして、生まれたときからその宗教の教えを意識に刷り込まれていくと、宗教そのものに対して疑問を持つことはできないのだろう。

「ジゴロ・イン・ニューヨーク」 2013年アメリカ 90分 監督:ジョン・タトゥーロ 出演:ジョン・タトゥーロ、ウッディ・アレン、ヴァネッサ・パラディ、シャロン・ストーン、リーヴ・シュレイバーほか
「ジゴロ・イン・ニューヨーク」公式HP 
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by irkutsk | 2014-08-06 15:45 | 映画 | Comments(0)