「ストックホルムでワルツを」を見に行きました(12月26日)
首都ストックホルムから遠く離れた田舎町に両親と5歳の娘と暮らしているシングルマザーのモニカは、電話交換手の仕事をしながら、時折深夜バスでストックホルムまで出向き、ジャズクラブで歌手としてステージに立つ忙しい日々を送っていた。いつか歌で成功し、この町を出て娘と2人で幸せに暮らせる日が来ることを夢見るモニカに、厳格な父は“母親失格”のレッテルを貼り歌の仕事に反対をしていた。そんな時、モニカの歌を聞いた評論家の誘いによりニューヨークで歌うチャンスが与えられる。一世一代のチャンスに、ジャズの聖地に乗り込むモニカだが、ライブは無残な結果となり、さらには憧れの歌手から“誰かのマネより自分らしい歌を歌いなさい”と厳しい批判を受ける。その評判は故郷まで届き、父は歌をやめ母親業に専念するよう言い放つ。落ち込むモニカだが、ある日バンドメンバーの助言により、母国語(スウェーデン語)でジャズを歌うことを思いつく。誰もが予想していなかったこの歌声は、次第にスウェーデンの人々の心に響くようになり、モニカは夢のステージへの階段を一歩ずつ上り始めていくのだった…。
スウェーデンのジャズシンガー、モニカ・ゼタールンが歌手として頂点を極めるまでの波乱に富む数年間に焦点を当てた実話である。
「ストックホルムでワルツを」 2013年スウェーデン 111分 監督:ペール・フライ 出演:エッダ・マグナソン、スペリル・グドナソン、シェル・ベリィクヴィスト
「ストックホルムでワルツを」公式HP