「バンクーバーの朝日」を見に行きました(12月28日)
バンクーバー朝日は1914年~1941年まで、カナダ・バンクーバーに実在した日系カナダ移民の二世を中心とした野球チームで、地元のアマチュアリーグに参加し、バントや盗塁、ヒットエンドランを駆使したスモールベースボールでカナダ人野球チームを打ち破り、西海岸リーグチャンピョンとなった。白人からも熱狂的に支持されるようになった“バンクーバー朝日”は人種間の壁を超える象徴となったが、1941年の太平洋戦争勃発に伴い、「敵性外国人」となった選手と町の人々は強制移住させられ、チームは解散。彼らが再び集まることは二度となかった――。半世紀以上たった2003年、カナダの移民社会、野球文化への功績が認められ、カナダ野球殿堂入りを果たしている。
1900年代初頭、多くの日本人が新天地を夢見て、はるか遠くカナダへと海を渡った。しかしそこで彼らを待ち受けていたのは差別と過酷な労働、貧困といった厳しい現実だった。
そんな中、日本人街に一つの野球チームが生まれた。それが“バンクーバー朝日”だった。体力差で全然打つこともできず、いつも負けてばかりだった。そんな“バンクーバー朝日”が変わったのは、小さな体を逆手にとったバント、盗塁、ヒットエンドランを多用した攻撃で少しずつ勝ち星を伸ばしていく。
「バンクーバの朝日」 2014年日本 132分 監督:石井裕也 出演:妻夫木聡、亀梨和也、勝地涼、上地雄輔、池松壮亮、高畑充希、貫地谷しほり、宮崎あおい、ユースケ・サンタマリア、佐藤浩一ほか
「バンクーバーの朝日」公式HP