「エレナの惑い」を見に行きました(2月22日)

d0021786_995226.jpg名古屋シネマテークへ「エレナの惑い」を見に行きました。

「妊娠したの、でもあなたの子じゃない」。妻は愛を確かめたかった…。でもそれは浮遊し、いつでも孤独の姿しか見せない――。

夏を過ごすために、亡き父が残した田舎の家を訪れたある家族。美しい風景の中で流れる静かな家族の時間は、妻ヴェラのある思いがけない告白で暗転していく。孤独より深い海の底を見てしまった女性の、戻れない道を描いた現代の黙示録。妻であること、そして母であるという立場に納まりきれない感情の熱波は、やがて家族そのものを飲み込む奔流となり、悲劇を引き起こしていく…。

日本だけでなく、現代ロシアをも席巻している「拝金主義」。金のために、金のために。エレナの息子家族は誰も働かず、母からの援助で暮らしている。エレナの夫はそのことに不満を持っている。だが自分の娘も親の金をあてにした生活をしている。エレナがそのことを言うと怒る。

この映画の状況設定がいまいちよくわからない。夫の娘は何をしているのか。エレナの息子はいつから仕事をしていないのか。孫のサーシャは大学に行くためにおばあさんのお金をあてにしているが、大学へ行くのは徴兵に行くのが嫌だから。エレナの夫は、すでにリタイアしており、毎日が日曜日だが、フィットネスクラブに通っている。エレナとの会話も最小限の必要なことだけ。現代ロシアの矛盾を描き出した映画だと思うが、もう少しうまく描けないのかという不満が残る。

「エレナの惑い」 2011年ロシア 109分 監督:アンドレイ・ズビャギンツェフ 出演:ナジェジダ・マルキナ、アンドレイ・スミルノフ、アレクセイ・ロズィン、エレナ・リャドワほか

「エレナの惑い」「ヴェーラの祈り」公式HP
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by irkutsk | 2015-02-22 15:00 | 映画 | Comments(0)