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「レッド・ファミリー」を見ました(4月22日)

d0021786_5132215.jpgキノシタホールへ「レッド・ファミリー」を見に行きました。
北朝鮮の工作員が家族(舅、夫婦、高校生の娘)を装ってソウルの一戸建ての家に住んでいた。彼らは夫婦げんかの絶えない隣の韓国人家族(姑と夫婦、高校生の息子の4人家族)を「資本主義の限界」とバカにしていた。だが偽りのない感情をぶつけ合う家族の姿に次第に心を動かされていく。北朝鮮の工作員一家は母を演じるリーダー・ベクの命令を順守し、階級に従ってスパイ活動をしていた、一緒に暮らしながらもお互いを監視し、慣れあうことの許されないニセ家族。

やがて、任務と人生そのものに疑問を感じ始めるスパイたち。そんな折、リーダーである妻役のベクは、夫役のキムの妻が脱北に失敗したことを知る。独断で手柄を立て、キムたちを助けようとするベクだったが、脱北者を装って韓国に潜入していた別の大物工作員を殺してしまう。

祖国に残されたそれぞれの家族の命と引き換えに、4人に与えられたミッションは隣の家族の暗殺だった。誕生日だと言って、隣家の家族を招待したり、押しかけてきたりする家族だったが憎めない家族だった。いつも喧嘩ばかりしているが、本音を言い合い、心の奥底では家族を愛し、大事にし、隣家のニセ家族にも親切にしてくれる。その家族を殺すことができるのか。

引越しをすることになったので、最後に一緒に旅行に行こうと無人島旅行に誘い、そこで彼らを殺害しようとする。見張りの工作員も近くに潜んで彼らを監視している。

笑いあり、切なさありのストーリー展開に感動する映画だった。やや作りに雑なところが目立った。隣家の喧嘩をしている声はよく聞こえるが、こちらのリーダー・ベクの怒鳴り声は向こうのうちに聞こえないのだろうかとか、部屋にキム・イルソン、ジョンイル、ジョンウンの3人の肖像を掲げているが、突然隣家の家族が押しかけてきたときにはそれがなかったとか。

第26回東京映画祭観客賞受賞作品
「レッド・ファミリー」 2013年韓国 100分 監督:イ・ジュヒョン 制作・脚本・編集:キム・ギドク 出演:キム・ユミ、ソン・ビョンホ、チョン・ウ、パク・ソヨン、パク・ヒョンウン、カン・ウンジンほか

「レッド・ファミリー」公式HP
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by irkutsk | 2015-04-22 17:08 | 映画 | Comments(0)