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「寄生獣・完結編」を見に行きました(5月13日)

d0021786_931089.jpgミッドランドスクエアシネマへ「寄生獣・完結編」を見に行きました。

完結編のストーリーは次のようなものである。
右手に寄生生物ミギーを宿す高校生・泉新一は、要注意人物として人間からもパラサイトからもマークされていた。いまや、新一の住む東福山市は、市長・広川を中心に組織化されたパラサイト達が、一大ネットワークを作り上げていた。一方、人間側も、寄生生物殲滅を目的とした対パラサイト特殊部隊を結成。アジトと化した東福山市庁舎に奇襲を仕掛けようとしていた。激化する戦い…。人間の子を産み、人間との共存を模索するパラサイト田宮良子は、新一とミギーの存在に可能性を見出したが、肝心の新一は、母親を殺された事件がきっかけで寄生生物への憎悪を募らせていた。そんな彼らの前に、最強パラサイト・後藤が、その姿を現した。生き残るのは人間かパラサイトか。そして「寄生獣」とはいったい何なのか。新一とミギー、最後の戦いがついに始まる。

ストーリー的には人間が勝つのであるが、パラサイト側の言い分にも一理あるような気がした。パラサイトの後藤は、人間は人間同士で殺し合うとか、人口がどんどん増えていっているからパラサイトが人間を食べて数を減らしているとか、人間は他の生物と共存しようとしないという理屈を語るのだった。確かに、人間は同じ種である人間を殺すことを繰り返しやってきた。同じ種だけでなく地球に住む多くの種を滅ぼしてきた。

映画の中で田宮良子が模索していた人間との共存はお互いにとって最良の解決策であったかもしれない。

日本が戦争できる国になるための法律案が国会に上程されるが、平時は人を殺してはいけない、傷つけてはいけないと言いながら、戦争では全く逆のできるだけたくさんの人を傷つけ殺すことが求められる。自分や自分の家族は殺されないし、人殺しをすることはないと思っている人が多いかもしれないが、いったん人殺しが合法化されれば、自分は人殺しなんかしたくないと言えなくなり、殺人者集団に否応なく組み込まれ「殺すか、殺されるか」の世界に放り込まれる。世界が力で自らの勢力を維持、拡大しようとしている中、戦後70年間平和を守り続けた日本が、自ら力による支配の一方の駒になろうとしていることは自殺行為である。安倍首相は戦後生まれであり、戦争がどんな悲惨なものであるかを直接知らないし、勉強もしてこなかったらしい。だから平気でアメリカの肩代わりをして米軍の使い走りになり、国民を戦争へと駆り立てようとしている。

寄生獣を見てこんなことを考えなければならないほど、今の日本が危険な方向に突き進んでいるように思われる。

「寄生獣・完結編」 2015年日本 118分 監督:山崎貴 出演:染谷将太、深津絵里、橋本愛、安倍サダオ、新井浩文ほか
「寄生獣・完結編」公式HP
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by irkutsk | 2015-05-13 19:29 | 映画 | Comments(0)