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「駆け込み女と駆け出し男」を見に行きました(5月30日)

d0021786_54024100.jpgミッドランドスクエアシネマへ「駆け込み女と駆け出し男」を見に行きました。

江戸時代後期の天保12年(1841年)。老中水野忠邦の、世にいう天保の改革の真っただ中。質素倹約令により庶民の暮らしに暗い影が差し始めた頃のこと。鎌倉には離婚を求める女たちが駈込んでくる幕府公認の縁切寺、東慶寺があった。ただし、駈込めばすぐに入れるわけじゃない。門前で意思表示をした後に、まずは御用宿で聞き取り調査が行われるのだ。戯作者に憧れる見習い医者の信次郎(大泉洋)は、そんな救いを求める女たちの身柄を預かる御用宿・柏屋に居候することに。知れば知るほど女たちの別れの事情はさまざま。柏屋の主人・源兵衛と共に離縁調停よろしく、口八丁手八丁、奇抜なアイデアと戦術で男と女のもつれた糸を解き放ち、ワケあり女たちの人生再出発を手助けしていくが、ある日、二人の女が東慶寺に駈込んで来て…。

いつか曲亭馬琴(山崎務)のような戯作を書きたいと思っている信次郎にとって、ここは資料の宝庫、人間を知る絶好の場所だった。

 ある日、顔に火ぶくれを持つじょご(戸田恵梨香)と、お吟(満島ひかり)が東慶寺に現れる。寺を目指す途中で二人は出会い、足に怪我をしたお吟をじょごが大八車に乗せて一緒に駈込んで来たのだった。早速、柏屋で聞き取り調査を行うことに。お吟は洒落本から抜け出したような徒女。日本橋唐物問屋、堀切屋三郎衛門(堤真一)の囲われ者である。駈込んだ訳を聞いてみれば、堀切屋がどうやって身上を築いたのか、もしかしたら数多くの人を殺めたのではないかと思い、一緒にいるのが怖くなったのだという。一方のじょごは七里ガ浜・浜鉄屋の腕のよい鉄練り職人。顔の火ぶくれは、たたら場で働いていた証しである。しかし夫の重蔵(武田真治)は仕事もせずに放蕩三昧。あろうことか暴力までふるう。愛人宅に入り浸る夫を迎えに行ったところで人三化七と罵られたじょごは、屈辱の涙を泣かしながら東慶寺に向かったのだった。

東慶寺に入山するまでの流れを説明する源兵衛。横に控えるのは利平とお勝。これから駈込み人の親元もしくは名主、夫方にそれぞれの飛脚をたてて呼び出しをする。そこで、離縁が成立すればよし。成立しなければ東慶寺様に行くことになる。入山には格付け料が必要で、最高位は上臈衆格、第二位に御茶間格、一番下は御半下格。どの格かは金次第。お吟は優雅に日々を暮す上臈衆格に、懐の寂しいじょごは雑用を担当する御半下格に入るという。

2年間の修業が済めば夫方は必ず離縁状を書かなければならない。そこで晴れて離婚成立となるのだった。
二人の駆け込み女と、信次郎のちょっと頼りないが医者として活躍するようすがコミカルに描かれている映画でした。駈込み寺のシステムがよくわかりました。

「駆け込み女と駆け出し男」 2015年日本 143分 監督:原田眞人 出演:大泉洋、戸田恵梨香、満島ひかりほか

「駆け込み女と駆け出し男」公式HP
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by irkutsk | 2015-05-30 12:00 | 映画 | Comments(0)