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「予告犯」を見に行きました(7月5日)

d0021786_11210046.jpgミッドランドスクエアシネマへ「予告犯」を見に行きました。

事件は唐突に始まった。Tシャツに新聞紙の頭巾をかぶり、ネットに現れた“シンブンシ”と名乗る「彼」は法では裁かれず、見過ごされがちな罪を犯した者たちを暴露。そして「彼」なりの制裁を加えていく。集団食中毒を起こした食品加工会社に対し、「食い物の扱いも知らないこいつらに、俺がきっちり火を通してやる」と予告。そして食品加工工場で火災が発生した。

ネット犯罪を取り締まる警視庁サイバー犯罪対策課の捜査官・吉野絵里香(戸田恵梨香)は、この謎の予告犯”シンブンシ“の捜査に乗り出す。捜査を続けるうち、シンブンシは単独犯ではなく複数犯であることに気付く。それでも「彼ら」は吉野をあざ笑うかのように、予告と制裁を繰り返していく。

予告犯グループシンブンシの主犯格・奥田宏明(生田斗真)は元々はIT会社の派遣社員

であったが不当解雇に遭い、日雇いの肉体労働を始めるようになる。そこで廃棄物の不法投棄をしている奴に日雇いで雇われ、一緒に働いていた葛西智彦(鈴木亮平)、寺原真一(荒川良々)、木村浩一(濱田岳)、そしてフィリピンから父親を訪ねてやってきたネルソン・カトー・リカルテ(福山康平・彼は日本へ来るために自分の腎臓を売っていたのだった)と共に社会に対して制裁を加えようとする。

奥田はIT会社で3年間派遣として働いており、3年経ったら正社員にしてもらえると思っていたが、社長は彼をさんざんバカにして、掃除の仕事をさせ、社員たちも彼のことを馬鹿な奴とSNSで書き込む。そして彼は職を求めてハローワークに行くが、職歴に空白期間があるから仕事が見つからないと言われる。空白期間は胃潰瘍で仕事ができなかった期間だったのだが。そして日雇い仕事で不法投棄の仕事をすることに。

現代の日本が抱える歪のもとで生きなければならなかった人間の、ささやかな復讐劇だったが、彼らの気分は少しだけすっきりしたかもしれないが、日本の歪みを正すには何ら意味のない行動だったような気がする。

彼ら一人一人が持っていた望みは非常にささやかなものだったが、それさえも実現できない今の日本って何なのかと考えさせられる映画でした。

「予告犯」 2015年日本 119分 監督:中村義洋 出演:生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平、濱田岳、荒川良々、福山康平ほか

「予告犯」公式HP


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by irkutsk | 2015-07-05 12:18 | 映画 | Comments(0)