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「正しく生きる」を見に行きました(9月1日)

d0021786_1439321.jpgキノシタホールへ「正しく生きる」を見に行きました。

美術大学で教鞭をとる芸術家・柳田周(岸部一徳)は大災害による原発事故以降、自分の最後の作品として、放射性物質を使ったオブジェの制作を始める。だが、その身体には同時に死の影も忍び寄っていた。

一方、柳田に自分の作ったオブジェを粉々に破壊された美大生の村上桜(水本佳奈子)は、その日から執拗に柳田を追いはじめる。

大災害にあった各務いつか(青山理紗)は、それを利用して別の町で別の人間になるため、夫・泰志(鈴木卓爾)を捨て、幼い娘の遥(早川紗月)を連れて逃げてきた。街の弁当屋で働く彼女のやり場のない鬱屈は、徐々に娘への暴力と形を変えていく。

内田圭(宮里紀一郎)は漫才師になる夢を持つ佐伯朝雄(浜島正法)、森優樹(上川周作)とともに少年院を脱走、震災で行方不明になった姉の行方を探し始める。そんな中、朝雄は恋人・阿部未夢(杉本瑞季)の妊娠を知り、子供の誕生を心待ちにしていたが、未夢から流産したことを告げられ、衝動的に刃物を突き付ける。

桜は、柳田の自宅前で朝雄が持っているガイガーカウンターが激しく反応する場面に遭遇する。疑念を抱いた桜は柳田を訪ね、その理由を問いただすが、柳田は無言で立ち去ってしまう。残された桜に、柳田の友人・白石健彦(柄本明)はある意外な事実を告げるのだった…。

映画の中で柳田は言う。「なんでお前たちみたいな人間が生きているんだ。お前たちなんか死ねばいいんだ。正しく生きる人間にしか生きる資格はない。お前たちにその資格はない」。

柳田の友人・白石は「みんなが正しく生きると戦争が起こる。戦争は正義と正義の戦いだから」と言う。

結局みんなが勝手に正しく生きようとしたり、そんなこと考えずに生きていたり。正しく生きることの怖さが伝わってくる映画でした。

「正しく生きる」 2015年日本 108分 監督:福岡芳穂 出演:岸部一徳、柄本明、水上竜士、宮崎将、鈴木卓爾、宇野祥平、大森立嗣、水本佳奈子、青山理紗ほか
「正しく生きる」公式サイト
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by irkutsk | 2015-09-01 16:34 | 映画 | Comments(0)