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「ベテラン」を見に行きました(1月18日)

d0021786_9221259.jpgセンチュリーシネマへ「ベテラン」を見に行きました。

広域捜査隊のソ・トチョルは、勇気あふれる熱血刑事。世話になったトラック運転手が組合に入ったことにより賃金も払われずに解雇される。運転手は所長に掛け合うが、本社が金を出さないと言い逃れをする。運転手は子どもを連れて未払い賃金を払ってくれるように行く。そしてシンジングループの御曹司・チョ・テオは、彼と所長にボクシングのグローブを投げ与え、二人に勝負させる。運転手は散々殴られる。そしてチョ・テオは未払い賃金、治療費などと言って数枚の小切手を血まみれの彼に渡す。運転手は子どもをタクシーに乗せてうちへ返し、再びチョ・テオのもとを訪れ、小切手を突き返す。だがその後彼は携帯に遺言を残して吹き抜けの階段から転落して意識不明の重体となる。

ソ・ドチョルは友人の運転手の事故について彼の子どもから事情を聞き、チョ・テオを追い詰めようとする。だが警察上部に手をまわして彼の捜査を妨害しようとする。さらにソ・ドチョルの妻に札束の詰まったブランド品のバッグを渡して手を引いてもらおうとしたり、それも効果がなく、ソ・ドチョルが新聞記者にこの事件のことを話し、記事になりそうになると会長の甥の専務を自首させ、彼が罪をかぶる代わりに優秀な弁護士をつけ、その後の生活の約束もする。

そして御曹司のチョ・テオはしばらく海外へ行って騒ぎが静まるのを待つことになる。シンガポールへ旅立つ前夜、さよならパーティをするという情報を入手したソ・ドチョルは上司を説得し、隊のメンバーでそのパーティに乗り込む。裏口から車で逃げようとするチョ・テオをバイクで追いかけ、彼を逮捕。運転手の友人も意識不明の状態から目を覚ますというハッピーエンドの映画でした。

大企業は金の力で、政界や警察、マスコミなどすべてを支配し、自分たちに都合の悪いことはなかったことにする、そして経済的に貧しい庶民は札束ではたかれ、従順に従うことを強要される。韓国映画だが、日本でも全く同じであろう。少し前に半沢直樹が大ヒットしたのは、こういう虐げられた者が金と権力をかさに着て自らの不正や失敗を下の者のせいにする上層部をぎゃふんと言わせ、それを見て視聴者は溜飲を下げ、スキットするという構図だろう。

現在の日本でも、原発や辺野古など、力の強い者たちが自分たちの儲けと出世のために庶民を札束と脅しで従わせようとしている。

「ベテラン」 2015年韓国 123分 監督:リュ・スンワン 出演:ファン・ジョンミン、ユ・アイン、ユ・ヘジン、オ・ダルス、チャン・ユンジュほか

「ベテラン」公式サイト

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by irkutsk | 2016-01-18 18:20 | 映画 | Comments(0)