「鉄の子」を見に行きました(2月13日)

d0021786_10155712.jpgセンチュリーシネマへ「鉄の子」を見に行きました。

舞台は鉄の町、埼玉県川口市。鋳物工だった父親を亡くした小学生の陸太郎(佐藤大志)は、夜の仕事をする母・やよい(田畑智子)と二人暮らし。ある日軽トラックに荷物と娘を乗せて、母親の再婚相手がやって来た。義理の父の名は紺(裵ジョンミョン)。娘の真理子(舞優)は同じ年で、陸太郎と同じクラスに転校してきた。親の再婚によって、「キョウダイ」になった陸太郎と真理子は、クラスの悪ガキらから「夫婦、夫婦」とはやし立てられ、「リコンドウメイ」を結成。あの手この手で離婚させようと企む。母親の作ったカレーに砂糖や塩を大量に入れてわざとまずくして、母親を料理の下手な女だと思わせたり、ワイシャツに口紅をつけたり、お化け騒動を起こしたり。だが二人は仲良くなるばかり。

紺は結婚と引っ越しを機会に、前の仕事を辞め無職だった。でも不動産屋に貼られた演劇のチラシを見ていると、その演劇をやっていて、不動産屋で働いている娘に、声をかけられる。ちょうど不動産屋で社員を募集中で、そこに就職することになった。ところが自分も演劇をやっていた紺はその娘と仲良くなり、家へ帰ってくるのは子どもたちが寝てからだった。

それが発覚したのは、真理子が熱を出して、陸太郎がやよいに電話をしてきたことからだった。夜中の夫婦喧嘩に警察まで来る騒ぎになった。そして翌日、真理子は家出する。それを見つけた陸太郎も一緒に。書置きには親戚のうちに行くと書いてあったが、親戚はなく、真理子が好きな場所へ行くのだと陸太郎に言う。そこは山の中で緑に囲まれた山道に小さなトンネルがあり、どんな世界に行きたいかを言って通り抜けるとその世界に行けると真理子は言う。二人でいろんな世界を言って、トンネルを通り抜ける二人だった。

そして帰る途中で迎えに来たやよいと紺に会った。帰りのバスの中で初めて真理子はやよいのことを「おかあさん」と呼んだ。

しかし紺とやよいの仲は破綻し、紺と真理子は再び軽トラックに荷物を載せて、やよいと陸太郎のうちから去っていったのだった。

最初は「お前なんかこなきゃよかった」「あたしだって来たくなかった」と言い合っていた二人が、離婚同盟を結成し、全然頼りにならない紺や夜の仕事に出るやよいとの生活で二人きりになることが多く、だんだんと友情が芽生え、家族になっていく。ところが大人の都合でまた家族はバラバラになってしまう。喜劇タッチで描かれているが、親の都合に振り回される子どもたちの生活がよく描かれていた。二人の子役の演技も立派なものだった。

「鉄の子」 2015年日本 74分 監督:福山功起 出演:田畑智子、佐藤大志、舞優、裵ジョンミョン、スギちゃん

「鉄の子」公式サイト
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by irkutsk | 2016-02-13 17:16 | 映画 | Comments(0)