「ふきげんな過去」を見に行きました(7月4日)

d0021786_1546891.jpg伏見ミリオン座へ「ふきげんな過去」を見に行きました。

大都会に隣接する北品川。お¥いかにもふきげんそうな果子(二階堂ふみ)が運河をにらんでいる。毎日が死ぬほど退屈でつまらない女子高生の果子。だがそこから抜け出して他に行くこともできず、無為に日々を過ごしていた。そんな夏の日の午後、果子たち家族の前に18年前に死んだはずの伯母・未来子(小泉今日子)が「あたし生きてたの」と突然戻ってくる。

古びた食堂、エジプト風豆料理屋「蓮月館」を営む果子の祖母サチ(梅沢昌代)と母サトエ(兵頭公美)、そして何もしない父・タイチ(板尾創路)は、未来子との奇跡の再会に慌てふためき涙する。そんな家族の様子を果子は小学生のいとこのカナ(山田望叶)とともに冷めた目で見つめるのだった。

未来子は果子の母の姉だが、果子が赤ん坊のころに爆破事件を起こし前科持ちとなり、死んだはずだった。爆弾作りに生きがいを感じ、生業にする未来子にとって、死んだままでいることが都合よかったのだという。戸籍もなく何かに追われているらしい未来子は「しばらく匿ってよ」と告げ、家族は果子の部屋に未来子を居候させようとする。果子は納得いかず、しかも父と未来子が何やら怪しい関係に見え、母も未来子に対して気まずそう出あった。

突然現れた未来子がもたらした家族の不協和音と、全体的に図々しい未来子にいら立ちを隠せない果子だったが、「みんな寂しいんじゃない?一人で居ても、家族と居ても」という未来子の言葉に果子は救われる。

実は果子は、家族に対し微妙な違和感があり、さらに同級生とのささやかなトラブルを抱えていたのだった。鬱屈とした夏を過ごしていた果子は、商店街の喫茶店に通ってじゃ、その店に出入りする黒い帽子をかぶった謎の男・康則(高良健吾)を観察することで退屈をしのいでいた。彼だけは、ここではない世界へ連れて行ってくれるのではないかと空想しながら…。そんな中、「伯母さん、何で死んだの?」と問いかける果子に未来子は「あんたと同じでつまらなかったの」と応える。見える者ばかり見ても仕方がない、という未来子に眩い生き生きとした世界を見てしまう果子。そして、未来子は自分が果子の本当の母親だというのだが…。

二階堂ふみ、小泉今日子の共演ということで期待して見に行ったのだが、ちょっと期待外れの映画だった。出口のない映画というか、退屈で物憂げな果子の生活に闖入してきた未来子だが、彼女がでは、退屈で物憂げでない生活へと果子を連れ出すのかというとそうでもない。未来子はなぜ死んだことになっていて、いったいどこにいたのか、何をしていたのか、それは彼女の生きがいだったのか。未来子については謎が多くていまいちよくわからない。

「ふきげんな過去」 2016年日本 120分 監督:前田司郎 出演:小泉今日子、二階堂ふみ、高良健吾、山田望叶、兵頭公美、山田裕貴、大竹まこと、きたろうほか
「ふきげんな過去」公式サイト
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by irkutsk | 2016-07-04 15:46 | 映画 | Comments(0)