「人生は小説よりも奇なり」を見に行きました(8月7日)
ニューヨーク、マンハッタン。39年来連れ添ってきた画家のベンと音楽教師のジョージは念願かなって結婚した。周囲の祝福を受けて、二人の新たな生活は順調に始まるはずだったが――。
同性同士の入籍が理由でジョージは仕事をクビになり、これまで絶妙なバランスで保たれていた生活はいとも簡単に崩れてしまう。保険、年金、不動産…現実問題が次々と押し寄せ、二人は長年暮らしたアパートメントを離れ、新婚早々に別居を余儀なくされる。社会からの根強い差別と肩身の狭い居候生活に心が押しつぶされそうになりながら、ベンとジョージはありのままの自分を理解してくれる人がいることの幸福に気づくのだった。
2011年に同性婚が合法となったニューヨークで繰り広げられる上質な大人の悲喜劇。思いがけないギフトのような素敵な映画が誕生した。
ベンは71歳で年金生活者。ジョージは教会で音楽教師をやっていたが、同性婚をしたことで首になる。収入が絶たれた二人は現在住んでいるアパートを売ることになった。そして新しい家が見つかるまで二人は別々の家に居候することになった。ベンは甥のうちに居候し、息子・ジョーの部屋の2段ベッドで彼と二人で寝ることになった。
甥の妻は小説家なのだが、ジョーが毎日いて、彼女に話しかけるので仕事にならない。ベンは屋上から見える風景をバックにジョーの友達をモデルにして絵を描く。
そんなある日、ベンは屋上から戻る途中で階段から落ちて肩をケガした。そして病院で心臓の検査を受けるように勧められるのだが…。
「人生は小説よりも奇なり」 2014年アメリカ 95分 監督:アイラ・サックス 出演:ジョン・リスゴー、アルフレッド・モリーナ、マリサ・トメイほか
「人生は小説よりも奇なり」公式サイト