「あなた、その川を渡らないで」を見に行きました(8月18日)

d0021786_6145784.jpg名演小劇場へ「あなた、その川を渡らないで」を見に行きました。

韓国・江原道横城郡古時里という小さな村に暮らす一組の夫婦に15か月間にわたって密着したドキュメンタリー。仲睦まじい日常生活と美しい四季の様子をカメラに収め、韓国では480万人の動員を達成。ロサンゼルス映画祭最優秀ドキュメンタリー作品賞受賞、モスクワ国際映画祭ほか多くの映画祭で観客賞に選ばれた作品。

結婚76年目の98歳のおじいさんと89歳のおばあさん。毎日二人はおそろいの服を着て、手をぎゅっとつないで歩いてゆく。映画の最初のシーンは枯葉の掃除をしている二人だが、掃除が終わるころ、おじいさんは集めた枯葉をおばあさんにかける、「何するのさ」と言っていたおばあさんも、枯葉をおじいさんにかけて仕返しをする。雪が降ると雪を投げあって戯れ、初雪を食べると願いが叶う言って、お互いに雪を食べさせる。

二人で山へ芝刈りに出かける。老人会のバス旅行にも二人そろって出かける。そんな二人を見守る2匹の犬がいた。

おばあさんの誕生日には子どもたち(12人の子どもを産んだが6人が亡くなり、残っているのは6人だけ)が集まって来て、料理を作ってくれ、誕生日ケーキのローソクを二人で消した。

そんな二人にも、持病があり、おじいさんは夜中に咳が止まらなくなる。おばあさんは膝が痛く、おじいさんに付き添われてバスに乗って町の病院へ行く。

そんな二人の生活も永遠に続くことはない。おじいさんの病気が悪くなり、医者は年だから薬も効かないし、治療もできないという。そしておじいさんは先立ち、おばあさんはおじいさんが向こうの世界で困らないようにと、おじいさんの服を燃やす。燃やすと向こうの世界へ届くと言われている。亡くなった子供たち6人のために買っておいた新しいパジャマも一緒に燃やし、あの時は貧しくて買ってやれなかった。「おじいさん、子どもたちにパジャマを着せてやっておくれ」と言うのだった。

年老いても仲睦まじく、明るい、このおじいさんとおばあさんのように年を取りたいものだと思いました。

「あなた、その川を渡らないで」 2014年韓国 86分 監督:チン・モヨン
「あなた、その川を渡らないで」公式サイト
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by irkutsk | 2016-08-18 15:55 | 映画 | Comments(0)