小説「君の名は」を読みました(9月21日)
東京に住む高校生・瀧は目を覚ますと、自分の体が女の子になっているのに驚く。場所も東京ではなく糸守町という山間部の田舎に住んでいる。おばあちゃんと妹と3人で暮らしている。
一方、糸守町に住む三葉は、ある日目が覚めると男の高校生の体と入れ替わっている。そして場所も東京のど真ん中。
二人の体が入れ替わるのは、それ以後も時々起こった。だがもう一つの世界での出来事は、元の世界に戻ったときには覚えていない。ノートに、携帯のメールに別世界にいるときのことを書いておく。
三葉はもう一つの世界で自分の体と入れ替わっている相手を探しに東京まで出かけるが…。
二人の世界は同じ時間ではなく3年間のずれがあった。瀧は3年前の三葉と入れ替わっていたのだった。
3年前、1200年に1度やってくるティアマト彗星が地球に最接近したとき、その一部が割れて地上に降って来た。そして糸守町で500人が犠牲になってなくなっていた。三葉もその隕石の衝突の犠牲になっていた。
瀧は3年前の三葉と入れ替わっているときに、村の人たちが避難するようにクラスメイト達と手を尽くすのだが…。
小説「君の名は」 新海誠著 角川文庫 2016年6月25日発行 560円