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「永い言い訳」を見に行きました(11月4日)

d0021786_5385292.jpg伏見ミリオン座へ「永い言い訳」を見に行きました。

人気作家の津村啓こと衣笠幸夫(きぬがささちお)が美容師の妻・夏子(深津絵里)に髪を切ってもらっているシーンから映画は始まる。夏子は幸夫の髪を切り終えると、親友のゆきと夜行バスでスキーに行くと言って出かけていく。

幸夫は彼女を送り出し、自宅に若い編集者・福永智尋(黒木華)を呼び寄せ、夫婦のベッドで彼女と寝ていた。明け方、警察からの電話で妻が乗っていたバスが湖に転落したという連絡を受ける。

妻は親友のゆきと共に事故で亡くなった。だが幸夫はなぜか泣けなかった。一方、夏子の親友・ゆきの夫でトラック運転手の大宮陽一(竹原ピストル)は、バス会社の説明会で妻を亡くした怒りを激しくぶつける。

彼をなだめ、話をするうちに彼の二人の子ども・真平(藤田健心)と灯(白鳥玉季)のことを聞く。真平は私立の中学校へ行くことを目指して塾に通っている6年生。灯はまだ保育園の年長組である。幸夫は灯の保育園への迎えと、真平が塾に行っている間、灯を見ていることにした。子どものいなかった幸夫は、最初は戸惑っていたが、だんだん慣れてきて、子どもたちもなついてきた。

そんなある日、4人で科学館に出かけ、そこで子ども相手のサイエンスショーをやっていた学芸員の鏑木優子(山田真歩)と知り合いになる。灯の誕生日パーティに幸夫が行くと、優子も来ていた。そして彼女の両親も子どもを預かる仕事をしているという。陽一はこの話を聞いて、乗り気になる。そんな浮かれる陽一に幸夫は自分がやってきたことを否定されたように感じ、怒って帰ってしまう。

そして大宮家にも行かなくなる。真平は塾を休み、灯の面倒を見る日々が続く。そんなある日、陽一が事故を起こしたという連絡が幸夫の携帯に入る…。

子どものいない人気作家と二人の子ども抱えて妻を亡くしたトラック運転手、そしてその子どもたちを軸として、愛することとは何かを問いかけてくる映画だった。愛することは、今、目の前にいる人を大切にし、その瞬間瞬間を大切に、いとおしく思うことの連続で、失くしてしまって初めてその大きさに気づくものかもしれない。生きることはどれだけたくさんの人を愛することができるかということかもしれない。

「永い言い訳」 2016年日本 124分 原作・脚本・監督:西川美和 出演:本木雅弘、竹原ピストル、藤田健心、白鳥玉季、堀内敬子、池松壮亮、黒木華、山田真歩、深津絵里ほか
「永い言い訳」公式サイト
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by irkutsk | 2016-11-04 16:35 | 映画 | Comments(0)