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「こころに剣士を」を見に行きました(1月3日)

「こころに剣士を」を見に行きました(1月3日)_d0021786_2036459.jpg名演小劇場へ「こころに剣士を」を見に行きました。

ナチスとスターリンに引き裂かれたエストニアを舞台に、元フェンシング選手と子どもたちが希望を取り戻すまでを描く、実話から生まれた感動作。
チャイコフスキーが滞在し、「ハープサルの思い出」というピアノ曲を残したことで有名なエストニアの町、ハープサル。美しくのどかなリゾート地としてヨーロッパの人々に愛され続けているこの土地にも、悲しい歴史があった。第二次世界大戦中はドイツに、大戦末期からはソ連に占領されていた。つまり、ナチスからスターリンへと支配の手が渡ったのだ。しかし、そんな闇の時代にも、人と人の出会いから輝かしい光が生れていた。あるフェンシングの指導者の実話をもとに、どんな逆境にも決してくじけない剣士の心で人生を切り開こうとしたフェンシングの元スター選手と子どもたちの絆を描く感動作が誕生した。

1950年初頭のエストニア。ソ連の秘密警察に追われる元フェンシング選手のエンデルは、小学校の体育教師として田舎町ハープ猿に身を隠す。その町では子どもたちの多くがソ連の圧政によって親を奪われていた。やがて、エンデルは課外授業としてフェンシングを教えることになるが、実は子どもが苦手だった。そんなエンデルを変えたのは、学ぶことの喜びにキラキラと輝く子どもたちの瞳だった。なかでも幼い妹たちの面倒を見るマルタと、祖父と二人暮らしのヤーンは、エンデルを父親のように慕うようになる。だが、エンデルに不審を抱いた校長は、エンデルの身辺調査を始めていた。

 そんな時、レニングラードで開かれる全国大会に出たいと子どもたちからせがまれたエンデルは、捕まることを恐れてためらうが、子どもたちの夢を叶えようと決意する。果たして彼らを待ち受ける予想もしない出来事とは何か? 遂に、子どもたちとエンデルそれぞれの戦いが始まる……。

ドイツとソ連に支配されたエストニア。1990年、ソ連が崩壊したとき真っ先に独立したエストニア。1993年にエストニアへ旅行した時、レストランで、ロシア語でウエイトレスに質問したら、英語で返事が返って来た。45年間に渡るソ連による支配の意味を分かっていなかった私は「どうして?」と思った。

「こころに剣士を」 2015年フィンランド・エストニア・ドイツ 99分 監督:クラウス・ハロ 出演:マルト・アバンディ、ウルスラ・ラタセップ、リーサ・コッペル、レンビット・ウルフサク、ヨーナス・コッフほか

「こころに剣士を」公式サイト
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by irkutsk | 2017-01-03 17:31 | 映画 | Comments(0)