人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ロシアとMacと日本語 irkutsk.exblog.jp

関心のあるいろんなこと書きます


by irkutsk
カレンダー

「ガスのある生活っていいな」

今朝は-13度、昼間でも-10度くらい。でも外に行かない限り、外の気温が何度でも部屋の中は暖かです。今日はよい天気で木々の樹氷が朝日に照らされてとてもきれいだった。10時にジェーニャの車で大学へ行き、研究室でコートと帽子を脱いで、玄関のカギおばさんのところに行き2階の30という教室のカギをもらって教室へ。途中でラジカセを忘れたのに気がついてまた研究室へ戻りラジカセを持って教室へ行くと学生が3人入り口で待っていた。

火曜日はクラスノヤルスク大学5年生のナターシャ(私が来るまで日本語を教えていた学生)も来る日で、彼女に助詞などの説明をロシア語で頼んだ。今日から「みんなの日本語」第5課に入り、今日は「行きます」の練習をした。

授業が終わると、いつものように学部長さんが来て、今日の6時から市民に日本語を教えるという計画の打ち合わせがあるからそれに出てほしいと言われた。それまでナターシャにまた町を案内させるからということだった。まず1階のビュッフェでお昼を食べ、いろいろと買いたいものがあるので、ナターシャに手伝ってもらって買い物に出かけた。買ったものはハンドクリーム(空気が乾燥しているので手がかさかさになってしまうので)、爪きり(日本のと形はよく似ているが、切り口が横にある)、手帳(次々に予定が入ってくるのでメモしておかないと忘れてしまう)、プリンターのインク(予備のインク)、はがきと封筒。

そして金曜日のクラスノヤルスク行きのバスのキップを買いにバスの駅に行った。そこでクラスノヤルスクに住むHさんに電話して、11時頃着くバスでいいか確認して、Hさんが迎えに来てくれるので、ナターシャに私が降りるロコモチーフというバス停の場所を説明してもらった。金曜日9時30分発のバスで602番のバスに乗るように言われた。席は全席指定で私の席は4番だった。運転手にロコモチーフで降りるので教えてくれるように頼んでおけばいいと教えてくれた。バスの駅までは宇宙飛行士学校の前から6番のバスに乗れば良いそうだ。バスについては、宇宙飛行士学校の寮に住んでいて大学に通って、私の日本語の授業を取っている(でもまだ1回も出てきていない)ニキータに木曜日に一緒に行って教えてもらうことになった。

買い物が終わり学部長さんの部屋に戻り、彼女がクラスノヤルスクの絵葉書を見せてくれて町の説明をしてくれた。そして今週の私の予定を教えてくれた。明日は宇宙飛行士学校で3時半から2年生の授業を30分して、7時半から大学の学生たちの新年のパーティがある。あさっては午前中授業があり、2時から職員の新年のパーティ、29日はクラスノヤルスクへ行きクラスノヤルスク大学の学生の新年のパーティ、そして学部長さんの家に泊めてもらう。30日はクラスノヤルスクでバレエ「くるみ割り人形」を見てから3時ごろのバスでジェレズノゴルスクへ戻る。31日はドイツ語の先生のナジェージュダの家に招待されたので、そこで新年を迎えることになる。

6時まで時間があるので、パソコンを借りてメールの確認とメールの送信をして、一人で町を散歩してくると言って出かけた。一人で歩かないとなかなか覚えられない。この町は56年前に新しく作られた町なので、碁盤の目のように道路が走っているがそのことが災いして、角をいくつも曲がるといったい自分がどっちを向いて歩いているのかわからなくなってしまう。東西南北も良くわからないし、ジェレズノゴルスク生まれのナターシャに聞いてもわからないと言う。いつも宇宙飛行士学校から来るときに通るソヴェーツカヤ通りに沿って歩いていくとバスの駅が右手にあった。そこを右に曲がっていくと電車の駅がある。さらにそこを右に曲がるとレーニン通りで5分ほど歩くとレーニンの像と劇場、市役所、郵便局がある市の中心に出る。そこをもう一度右に曲がってしばらく行くとソヴェーツカヤ通りに出る。わかってみれば簡単なのだが。

ソヴェーツカヤ通りを大学のほうに歩いていくとラジカセを買った電気店があり、入ってみて体重計をまた眺めてみる。約2000円だが、なかなか買う決心がつかない。テレビはブラウン管のものが圧倒的で、21インチ程度のものが2万5000円くらいで売っている。私の部屋に買ってもらった洗濯機は5-6万もしていた。パソコンのフラッシュメモリーは日本とあまり変わらない値段だった。ということはロシア人にとってはちょっと高いものかもしれない。でも大学の先生たちはみんなこれをもっていた。

大学の近くにある台所用品店に行って、日本のお茶を飲むのに、ロシアの急須では葉っぱがいっぱい出てくるので、茶漉しを買おうと思った。探していると店員さんがお手伝いしましょうかと声をかけてきたが、茶漉しをロシア語で説明するのが難しくて、ロシア語が良くわからないのでいいと言って店内を見ていると、ありました。ばねが付いていてボールのような形になっていてそれを広げてお茶の葉を入れて閉じて茶碗につけるとお茶が出るというものです。500円くらいしました。その後近くの食料品店でミネラルウォーターを買ったら、宇宙飛行士学校の食堂の売店と同じ水が2リットルで19ルーブル20カペイカだった。今まで1リットル17ルーブルも出して買っていた。これからはここで買おうと決めた。

6時からの集会というのは良くわからないが、外部の人はアレクサンドルという男の人が一人だけで、後は大学の事務局のエカチェリーナ、学部長さん、ナターシャと私だけですぐに終わった。ジェーニャの家族も大学に来ていて、彼らと一緒に帰った。途中でイルミネーションで飾られた大きくてきれいなヨールカを見て帰った。

寮に戻るともう7時過ぎだったので、初めて昨日買ってきたスパゲッティをゆでて食べたが、電気のコンロはお湯が沸くまでに時間がかかり、その間にお菓子をつまんで食べてしまった。スパゲッティを茹でたのはいいが、あけるざるがない。なべのふたを押さえてお湯を捨てたが、やっぱり水分が残った。フライパンに油を引いて炒め、トマトベースのソースをかけて混ぜたが、いまいち味が薄かった。東邦ガスの宣伝ではないが「ガスのある生活っていいな」と思った夕食でした。

毎日バスタブに入って日本の風呂の感覚は味わっているのですが、洗い場はないので全部浴槽の中です。ジェレズノゴルスクの水がどのくらい良くないかというのは、風呂にためた水を見ていただければよくわかります。この色を見るとやはり飲み水は沸かしたとしても、飲みたくないと思います。毎日ミネラルウォーターを沸かして飲んでいます。
「ガスのある生活っていいな」_d0021786_15375762.jpg
「ガスのある生活っていいな」_d0021786_15381382.jpg
「ガスのある生活っていいな」_d0021786_15382784.jpg

名前
URL
削除用パスワード
by irkutsk | 2006-12-28 15:38 | ロシア | Comments(0)