初めての給料(2月8日)
すっかり遅くなって、大学に着いたのは11時を回っていた。ニキータが来たかもしれないが、確認のしようがなかった。もしきていたら悪いことをしてしまった。こんなに遅くなるとは思ってなかったので。学部長さんが給料を持ってきてくれた。15778ルーブル(75734円)くれたが、明細はわからない。金額が多いので本代も入っていることだろう。最初の話では300ドルという話だったので。後から食費や何かで2601ルーブルを宇宙飛行士学校の会計係に払うようにと言われた。結局タダだと言っていた食費も自分もちだった。
来週から後期が始まるが、時間割の変更があるということで同じ部屋のオーリガがその調整をやっていた。日本語の授業は10コマぐらいあり、私のほかにアリョーナやナターシャも教えているようだ。ナターシャは、後期は実習があるのでやれないと言っていた。私はただ言われたときにやるしかない。時間割についてはアリョーナが土曜日に話しますといっていた。作成途中の時間割を見ると、3コマ目、4コマ目に入っていたようだ。
給料をもらったのでいつもの食料品スーパーでちょっと贅沢に瓶入りのマンゴーのシロップ付けを買った(写真)。ロシアまで来て私の好物のマンゴーが食べられるなんて。夕食用に鳥の手羽元が4本入ったものと黒パンの中にひまわりやかぼちゃの種が入ったのも買った(写真)。寮に戻り、早速鳥の手羽元とたまねぎを甘辛く煮てみた。こちらの砂糖は結構甘みが強くて、入れすぎてしまった。おかげで大事な日本のしょうゆもたくさん使ってしまった。部屋中にしょうゆの良い香りが広がった。
会計係りにお金を払いに行き、今日もらったお金の明細を聞いたが、早口でまくし立てるので全くわからなかった。でも彼女は私が払いに来た2601ルーブルの内容を知りたいのだと勘違いしていたようで、12月分、1月分の私の寮の食事代の明細を見せてくれた。結局毎月いくらもらえるのかを知りたいと言ったら、6000ルーブルだという答えだった。給料の明細書がない上に、受領のサインも求められない。変な国だ。
4時半過ぎに寮を出て大学へ。今日は何をやろうかとちょっとメモをする。ひらがなだけでは面白くないだろうと思って、「初めまして○○です。どうぞよろしく。」と言うのを全員に言わせることにした。ナターシャは5時半ごろ来たので、2階の教室に行った。今日はプリントを余分に2グループあわせて22枚用意したが、前半のグループは10人(新しく2人入った)、後半のグループは8人で十分足りた。あいさつことばの練習の後、「あいうえお、かきくけこ」の復習、50音図を読ませ、前回の「あ~こ」を使った単語の復習をし、今日の単語「さ~と」の読みと書く練習をした。そのあと今日習った字を使った単語の読みをやり、まだ時間がたくさん残っていたので、数字に「時」をつけて時間になることを教え、「今何時ですか」「4時です」の応答練習をした。自己紹介の練習も一人ずつやり、1時間20分終わった。ナターシャが登録と受講料の振込みの用紙を渡して説明をしていた。休憩するまもなく入れ替わりで後半グループがやって来てまた同じことの繰り返し。今日は前半、後半通じて出ている人が一人いて、それもなかなかやりにくいものだ。ちょっと早く8時50分に終わった。
帰りにナターシャとバス停まで歩きながら、次回はひらがなのほかに何をやるか相談し、「わたしはロシア人です」「わたしは学生です」「あなたは先生ですか」などの「みんなの日本語」第1課の内容を少しやろうということになった。
寮に戻ると9時半で作っておいた料理を温めて食べた。マンゴーの瓶のふたが開かなくて、暖めたり、叩いたりしてやっと開いて食べることができたが、ちょっと薬臭くて美味しくなかった。がっかり。パイナップルの缶詰にしておけばよかったと後悔。
かしわの手羽元4本と黒パン2枚、ケフィールにパイナップルジュースを混ぜて飲み、みかんを1個、マンゴーを7-8切れ食べたら、食べすぎでお腹が痛くなった。