暖かい日本(10月17日)
でも道路を渡るときは、左を見て、右を見てわたる癖が付いているし、車が左折、右折してくるとついつい止まってしまう。ロシアは車優先、日本のように歩行者優先だからと堂々と渡っているとはねられてしまう。横断歩道を渡るときもできるだけロシア人の後ろについて渡るようにしている。
名古屋は連日、20度を超す暖かさだが、ジェレズノゴルスクでは20度を超す気温は夏だけである。夏と言っても8月はもう秋の始まりで、本当の夏は6月、7月だけと短い。湖で泳げるかと水泳パンツを持っていったが、一緒に行く人がいなくて泳げなかった。暑い日は何日かあったのだが……。
日本に帰ってきて、一番ホットするのはトイレ。紙も流せるし、シャワートイレだし、外へ行ってもあちこちにきれいな公衆トイレがあるし。ロシアの便器は構造上、大きな欠陥を持っている。便器の前に穴があり後ろから水が流れる。だから使用後は毎回ブラシで便器を掃除しなければならない。だからと言うわけではないかもしれないが、ロシアのトイレには必ずトイレ用のブラシが置いてある。水も日本のトイレのように便器の周りからは水がでない。後ろから出るだけだ。
でもトイレの高さが日本のトイレは低い。ロシアのトイレの高さになれていると尻餅をつきそうになる。洗面所の洗面器も日本のは低すぎる。かなり腰を曲げて使わなければならない。住んでいるマンションは26年前に建てられたものだから、今は洗面器の高さも、もっと高くなっているかもしれないが。