今年一番の暖かさに(4月22日)
今日の大学の授業は2年生で「みんなの日本語」22課からということだったが、20課の復習から始めた。21課の宿題のプリントの答え合わせをしていて「ぜひ」と「きっと」の違いを質問され、わからなくて明日答えることにした。他にも「一度も行かなかった」と「何回も読んだ」の「も」の違いとか、「ホテルに泊まった」は「ホテルで泊まった」は間違いなのかなど戸惑うことがたびたびだった。
「ぜひ」は後に願望や希望を表す語を伴う――「ぜひ来てください」。「きっと」は厳しく命令する様子――「きっと来てね」。「も」は否定形を伴い、「一度も」、「一回も」などのようにその動作をしなかったことを強調する場合と、肯定文で、たくさんの回数を強調する時に使う(「五回も行った」「6回も電話した」)用法がある。場所を表す「で」と「に」の違いについては「で」は動作が行われる場所、「に」は到達点という考え方があるが、「に」はホテル、友達の家、サウナなど具体的、個別的な場所で泊まる時に用い、「で」は名古屋で、山で、海でなどのように広くて具体的、個別の場所を表さない場合に使われるのではないだろうか。
授業の終わりにアリョーナが来て、明日の宇宙飛行士学校の授業は自分の大学の試験があるので、ビデオと課題プリントを生徒に渡してほしいと頼まれた。彼女はクラスノヤルスクへ学校のバスで帰るというので一緒に乗って帰った。宇宙飛行士学校で3階のコンピュータ室に行くとカギがかかって入れなかった。今日はメールもブログも休みだ。
晩ご飯はプロフと人参サラダ。イギリス人の英語の先生が呼びに来て、一緒に食堂へ行った。彼女は今日、宇宙飛行士学校で授業だったが、生徒が一人も来なかったそうだ。天気もよく、気温も18度まで上がって暖かかったので、食事の後、学校の周りを少し散歩し、彼女の部屋でお茶とりんごをご馳走になった。彼女の町はイングランドのヨークで、町のパンフレットを見せてくれた。