「二酸化炭素温暖仮説の崩壊」を読みました(8月19日)

d0021786_14123368.jpg少し前まで、何でもかんでもCO2の増加による地球温暖化のせいにしていたが、最近ちょっと風向きが変わってきたようだ。

この本ではまず「クライメート事件」のことから始まっている。日本ではほとんど報道されなかったから私も初めて耳にしたが、本書によると「2009年11月17日、イギリスのイーストアングリア大学にある気候研究ユニットのサーバーから、交信メール1073件と文書3800点がアメリカの複数のブログサイトに流出し、世界中が驚愕する『気候データーの捏造』という世紀のスキャンダルが発覚したのである」。1000年から2000年の間の地球の気温の変化として提示されてきたいわゆるホッケースティックのグラフであるが、以前から中世の温暖期がないのはおかしいと学者たちの間で指摘されてきたものである。地球は温暖化と寒冷化を繰り返しており、1800年からは確かに温暖化しているが、これは気候変動サイクルの一つであり、CO2の増加が温暖化を招いているという過去の気温データーを捏造してまで主張するのはおかしい。何らかの利害や利権が絡んで国連を利用して世界的に一大キャンペーンを展開したものと思われる。原発が復活してきたのは?排出権取引は?あらゆる環境問題はCO2のせいにしておけばいいなど等。

日本も今年の夏、暑くて暑くて大変な毎日が続いているが、地球温暖化のせいだと声高に叫ぶマスコミも少し減ってきたように思う。この原因はヒートアイランド現象で、都市をアスファルトやコンクリートで敷き詰め、自動車の排熱、クーラーの排熱をガンガン吐き出した結果夜になっても気温が下がらないようになってしまったものである。

この本では第一章でCO2地球温暖化犯人説を科学的に覆し、第二章では都市化と原発の膨大な排熱を取り上げている。原発は電気を生み出すとともに大量の温排水を海に放出し続けている。そして電力会社が宣伝しているオール電化というのは非常に非効率なエネルギーの使い方であると説明している。熱エネルギーを電気に換え、それを長距離の送電線で多量のロスを出しながら都市へ送り、そこでまた熱エネルギーに変換させて使うというものなのだから。

地球環境とエネルギーについて考えさせられるいい本でした。

「二酸化炭素温暖化説の崩壊」 広瀬隆著  集英社新書 700円+税
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by irkutsk | 2010-08-19 14:12 | | Comments(0)