2010年 08月 21日 ( 1 )

落語教育委員会に行ってきました(8月21日)

d0021786_225779.jpg今池ガスホールへ落語教育委員会を聞きに行ってきました。最初は林家木久扇の弟子、女性落語家の林家扇(せん)の「元犬」。八幡さんにいる白い犬が人間に変わるという話です。人間になって裸で八幡さんにいたところを、周旋屋の旦那に仕事を世話してやると言われ、変わった小僧を探しているというお屋敷に連れて行かれます。そこにはモトというお手伝いさんがいて、旦那さんが「モトはいぬか?」と聞くと、人間に変わったシロは自分のことを言われたと思って(元は犬か)、「はい、今朝人間になったばかりです」と答えるというのが落ちでした。

2題目は柳家喜多八の「鰻の幇間(たいこもち)」。これは前にやはり喜多八さんの話で聞いた出し物だったのですが、何回聞いても面白いものです。夏の盛り、野ダイコの一八は昼飯にありつこうと「どこかで見たような男」に声をかけ、鰻屋へ。座敷へ上がって鰻を注文し、硬くてまずい鰻だが、ご馳走してもらっているので鰻をほめる一八だった。そのうち旦那がはばかりに立ち、なかなか帰ってこないので見に行くと、いない。鰻屋は、お連れさんは先に帰られたと言う。一八も帰ろうとするが、御代を頂いていないと言われる。やけに高いじゃないかと文句を言うと、お土産5人前をお連れさんが持って帰ったという。しぶしぶ勘定を払って帰ろうとすると、古ぼけた下駄が置いてある。下駄が違うというと、お連れさんが履いて行かれて、残っているのはこの下駄だという。昼飯をおごってもらおうと思っていたのに、反対におごらされ、土産まで持っていかれ、おまけに下駄まで替えられるという話でした。

3題目は柳家喬太郎の創作落語「孫、帰る」。枕でとある県の新規採用教員研修会の講師として呼ばれていったときの様子を面白く話してくれた後、本題へ。夏休みでおじいさんのところへ帰ってきた孫とおじいさんとの話しかと思っていたら、違っていた。娘の運転する車に同乗していた孫は交通事故で亡くなっていた。そしてお盆だから帰って来ていたのだった。おばあさんが帰って来て、おじいさんが「いま孫が帰って来ていた」と言うと、おばあさんは「娘は一緒に帰ってこなかったのか」と聞く。そこでおじいさんは先ほど孫に教えていたことわざ「覆水盆に返らず」にかけて「複数盆に帰らず」と言う。

最後のトリは三遊亭歌武蔵の「鹿政談」。奈良では鹿は神獣とされ、保護されていた。鹿を殺そうものなら死罪であった。豆腐屋の主人与兵衛は朝、豆をひいていると表でなにやら音がする。見てみると赤犬がキラズ(おからのこと)の桶に頭を突っ込んで食べている。与兵衛は薪を投げつけると犬に当たってしまった。まさか当たると思っていなかった与兵衛が見に行くと、犬ではなく鹿が倒れていた。与兵衛は裁きにかけられることになるが、この事件を担当するのは名奉行根岸肥前守。奉行は与兵衛を助けようと「生国は?」「病はあるか」などと聞くが、祖父母の代からここに住んでいると答え、生まれてこの方風邪もひいたことがないと言う。お奉行は鹿を犬と丸め込み、無罪放免に。そして奉行が「与兵衛、斬らず(キラズ)にやるぞ。」と言うと与兵衛が「マメで帰れます」と言ったところで話はお開きになりました。

今日も楽しいひと時を過ごせました。ありがとうございました。
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by irkutsk | 2010-08-21 22:57 | 感動したこと | Comments(0)