2011年 06月 22日 ( 2 )

名古屋市高年大学講演会「漢字の話」を聞きに行きました(6月22日)

「広報なごや」を見てこの講演会があることを知り、行ってきました。伏見にある鯱城ホールで午前10時からありました。9時40分頃に会場に着くと、大きなホールはもうすでに満員に近くなっていて、空いている席が後方にポツポツとある程度。参加者はみんな60歳以上と思われる方たちばかりで、高年大学に参加している人が多かったようです。

講師はかつて名古屋大学にもいらした宇野茂彦先生(現中央大学教授)で、漢字の歴史から始まりました。秦の始皇帝の時に中央集権国家を作るために李斯によって文字が統一されたこと、漢字の体系をまとめた本を書いたのは許愼という人で「説文解字」という本を書き、部首540部と六書をまとめました。六書とは漢字の成り立ちを分類したもので、象形、指示、会意、形声、仮借、転注の6種類がある。象形は「山」「川」などその物の形から作られた文字、指示は「上」「下」「大」、「小」などの形のない抽象的なものを符号的に示す文字です。象形と指示をあわせても400~500文字しかありません。会意というのは「明」「家」などの二つ以上の象形と指示の文字を合わせて作られた文字。形声というのは意味と音をあわせて作った文字で「江」は水を表す“氵”と音の“工”を合わせたものです。漢字の90パーセントはこの形声文字です。仮借は漢字本来の意味に関係なくその発音を借りるというものです。数字の10を表す漢字がうまく作れなかったので、針をあらわしていた「十」を発音が同じだから借りてきました。

「然」という漢字は「月」「犬」「火」からなっており、犬の肉を燃やすとよく燃えるというので「然える」「然やす」という意味で使っていたが、「自然」「然り」という意味でも使われるようになり、だんだん「もえる」と言う意味が薄くなってきたので、さらに「火」へんを付けて「燃える」とするようになったそうだ。

講演の後半は漢字教育についてで、明治維新後、漢字を廃止しローマ字で日本語を表記しようという動きがあった話や、終戦直後も日本語を廃止して、英語やフランス語を使おうという意見が出されたこともあったそうだ。そして昭和21年当用漢字表(1,850文字)が制定され、それ以外の漢字は事実上使えなくなった。昭和56年当用漢字は廃止され、常用漢字(1945文字)が制定され、これは使用の目安ということで、これ以外の漢字を使うことも可能になった。

最後に読みと書きを分けて教える石井勲先生の漢字教育論について紹介があり、先生も文科省へ読みを先に教えるようにと提言したが、今も日本の学校では学年別漢字配当表に基づいて読みと書きと意味を同時に教えていると批判されていました。

漢字で書いたほうがよく分かるのに、動植物園の動植物名はみんなカタカナで書かれている。例えば「オグロヌー」は「尾黒ヌー」、「スズコザサ」は「鈴子笹」になど。

漢字の成り立ち、現在の漢字教育の問題点などを、具体例を交えながら分かりやすく話してくれました。それにしても団塊世代のパワーはすごいですね。会場に入りきれなくて、7階でビデを中継もやっていたそうです。
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by irkutsk | 2011-06-22 14:19 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)

6月22日の放射線量(6月22日)

d0021786_8534279.jpg6月22日午前6時11分の名古屋市千種区のわが家のベランダ(マンションの2階)での放射線量は0.14[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。気温は23℃、天気は晴れ。

「原発のウソ」(小出裕章著)より
<原発のコストは安くない>
これまで政府や電力会社は一生懸命「原子力発電はコストが安い」と宣伝してきましたが、それは大きなウソです。原子力発電のコストは高いのです。

 電力会社などが主張している原発の安いコストは、実は一定のモデルで算出された金額にすぎず、現実を反映していません。発電に直接要する費用に再処理などの費用、そして開発や立地に投入される国の財政支出などを合わせると、実際のコストは水力や火力より高くなってしまうのです。

原子力発電は小回りがきかず、一度運転し始めたら1年は稼働率100%でずっと発電し続けます。夜間は消費電力が減りますが、止めることはできないので電気が余ってしまいます。仕方がないので、余った電気を消費するために「揚水発電所」というのを作ります。上と下に池を造り、夜に余った電気で下の池から上の池に水をくみ上げておき、電気をたくさん使う昼間に上の池から下の池に水を落として発電するのです。そのたびにエネルギーの3割をロスしていくという非常にばかげた“電気を捨ててしまう”発電所ですが、この発電単価が桁違いに高い。でも、これは原子力発電のために必要なものですから、その分を上乗せして計算するとさらにコストは高くなります。
d0021786_853572.jpg

「原発のウソ」 小出裕章著 扶桑社新書 2011年6月1日発行 740円+税
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by irkutsk | 2011-06-22 08:54 | 見たこと、聞いたこと | Comments(5)


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