「幼な子われらに生まれ」を見に行きました(8月27日)

d0021786_17464543.jpgセンチュリーシネマへ「幼な子われらに生まれ」を見に行きました。
直木賞作家・重松清が1996年に発表した同名小説を映画化したものです。

私(浅野忠信)は再婚した妻・奈苗(田中麗奈)、そして奈苗の連れ子の薫(10歳)と恵理子(5歳)と4人で暮らしていた。家族との生活を大事にし、出世競争からも降り、幸せに暮らしていた。

別れた妻・友佳(寺島しのぶ)との間にできた一人娘・沙織との年4回の面接日が何よりも楽しみだった。

薫は私のことをパパと呼ばなくなり、私は薫に媚びるような態度をとっていた。そんなある日、奈苗が妊娠した。下の娘・恵理子は無邪気に姉になることを喜んでいるが、薫はますます私や奈苗に対して反抗するようになり、私のことを「他人」だという。そして、「私のパパは一人だけだ。パパに会いたい」と言う。

4年前に再婚してから、私は仕事よりも家庭を優先し、実の娘・沙織のことを一番に思いながらも、血のつながらない娘たちにも最大限に誠実に接してきたつもりだった。崩壊してゆく家庭に嫌気がさし、奈苗に子どもを下ろして、離婚しようとまで言う。

一方、沙織の家庭は、友佳が大学教授の江崎と再婚していたが、その江崎はがんに侵され余命いくばくもない状態だった。沙織は私に「お父さんが死にそうだというのに、なぜか泣くことができない」と悩みを打ち明ける。

薫が本当の父親に会いたい、そして父親と暮らしたいと頑固に主張するので、私は薫の父親に会いに行った。奈苗は彼にDVを受け、それがもとで離婚したのだった。彼は再婚せずに一人で気ままに暮らしていた。子どもは嫌いだと公言し、自分の自由を縛る存在は自分の子どもであっても嫌だという。そんな薫の父親に、薫が会いたがっている、そして一緒に暮らしたいと言っていると伝えると、借金の返済に困っており、10万円で会ってやる、一緒に住むにはあと40万はもらわなくてはと要求する。私は彼に50万円を渡し、日曜日にデパートの屋上で娘と会うようにと話をつけた。そして薫にそのことを話し、会いに行かせるのだが…。

血のつながらない親子の関係というのは難しいものだなあと思った。理屈で割り切れるものじゃないようだ。

「幼な子われらに生まれ」 2017年日本 127分 監督:三島有紀子 出演:浅野忠信、田中麗奈、南沙良、宮藤官九郎、寺島しのぶほか
「幼な子われらに生まれ」公式サイト
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by irkutsk | 2017-08-27 16:00 | 映画 | Comments(0)