「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を見に行きました(10月1日)

d0021786_2072561.jpgキノシタホールへ「夜空はいつでも最高密度の青色だ」を見に行きました。

詩人・最果タヒの同名詩集をもとに石井裕也監督が都会の片隅で孤独を抱えて生きる現代の若い男女の繊細な恋愛模様を描き出す。看護師をしながら夜はガールズバーで働く美香は、言葉にできない不安や孤独を抱えつつ毎日をやり過ごしている。一方、工事現場で日雇いの仕事をしている慎二は、常に死の気配を感じながらも希望を求めてひたむきに生きていた。排他的な東京での生活にそれぞれ居心地の悪さを感じていた2人は、ある日偶然出会い、心を通わせていく。

「都会を好きになった瞬間、自殺したようなものだよ。塗った爪の色を、きみの体の内側に探したってみつかりやしない。夜空はいつでも最高密度の青色だ。」(『青色の詩』より抜粋)、「私はヤれるかヤれないでしかない。ここは東京だ」「死ぬまで生きるさ」など、最果氏の詩と石井監督による突き刺さるような言語表現が、登場人物たちの心情をリアルに表現する。

都会に生きる若者の息苦しさ、生きるとは何なのか、死ぬとは何なのかを考え、一日一日を生きていく。美香の仕事は看護師。人の死を日常的に見ている仕事だ。実家には父親と高校生の妹がいて、美香は夜もガールズバーで働いて仕送りをしている。
一方、慎二は、学生時代は成績優秀であったにもかかわらず低賃金の日雇いとして建築現場で働いている。彼は左目が見えない。見えないからこそ何かを必死に見ようとしている。

「夜空はいつでも最高密度の青色だ」 2017年日本 108分 監督:石井裕也 原作:最果タヒ 出演:石橋静河、池松壮亮、松田龍平、市川実日子、田中哲司ほか
「夜空はいつでも最高密度の青色だ」公式サイト
[PR]

by irkutsk | 2017-10-01 20:07 | 映画 | Comments(0)