柳家さん喬独演会を聞きに行きました(10月7日)

今池ガスホールへ柳家さん喬独演会を聞きに行きました。

前座は柳家小んぶで、身長187㎝、体重96キロという大きな体で、落語好きの院長のに呼ばれて産婦人科の病院に行ったとき、病院に赤ん坊を抱いていたお母さんに、お相撲さんと間違えられ、子どもを抱っこしてもらえませんかと頼まれたという話がありました。

落語は「 安兵衛狐」で長屋の偏屈で頑固者の源兵衛さんと、彼となぜか馬が合う貧乏人の安兵衛さん。源兵衛さんが酒をぶら下げて歩いているのを長屋の向かいに住んでいる金さん、六さんが見つけ、花見にいくんだろう? 俺たちも一緒に連れてってくれよと言う。源兵衛さんはこいつらと花見に行くなんてまっぴらだと思い、花見じゃなくて墓見に行くと答える。言ってしまった手前、墓見に行かざるを得ず墓場へ。そこで女の墓を見つけてその前で酒を飲み始める。墓の後ろに回るとしゃれこうべが出てきていた。源兵衛さんはしゃれこうべに酒を飲ませてやり(かけてやり)、丁寧に葬ってやった。するとその日の夜、若い女が訪ねてきた。そして昼間の礼を言い、源兵衛の妻になってくれる。だが幽霊なので夜しか現れない。朝になるといなくなる。そして夜になるとどこからともなく現れる。その話を聞いた安兵衛さん。自分も嫁さんが欲しいと墓へ行く。そこで両氏が罠で狐を取ったところに出くわし、どうするのかと聞くと、皮をむいちまうという。安兵衛はかわいそうだと思い、1円出してその狐を買って逃がしてやる。その帰り道、若い娘に声をかけられる。そして一緒に長屋に住むことになるが、この娘、耳が立っていて、口が前にとがっていて、話の最後に「コン」をつける。源兵衛さんたちは近所の安兵衛のおじさんのところに行って尋ねるが、耳が遠くて一向にらちがあかない。大きな声で「安兵衛さんは来ませんかね」と聞くと、おじさんは「なに、安兵衛? 安兵衛はコン」と答える。「おじさんも狐だ」という落ちだった。

二題目はさん喬の「替り目」。三題目は「天狗裁き」。そして中入りの後は「たちきり」で遊びが過ぎる若旦那をどうするか親戚が集まって相談しているところへ、当の若旦那が帰ってくる。結局番頭の提案で100日間の蔵暮らしをすることになった。いつも行っていた柳橋の小糸から1日に2度手紙が届くが、番頭が若旦那は不在だと言って手紙を代わりにもらっていた。100日たって手紙を番頭から見せられる。手紙は80日目を最後に来なくなっていた。その最後の手紙を読むと、もうこの世ではお会いできません。あの世でお会いしましょうと書かれていた。若旦那はすぐに柳橋の小糸のもとへ駆けて行くが、小糸は死んでしまっていた。女将の話によると最初は今日は旦那とお芝居を見に行く約束していると喜んでいたが、旦那様は来てくれず、手紙を書けども返事はない。とうとう食事ものどを通らなくなり、やせ衰え、80日目に亡くなったという。

さん喬の名演技でついつい引き込まれ、ほろりとさせられっる話だった。

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by irkutsk | 2017-10-07 16:38 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)