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ロシアとMacと日本語

d0021786_8483914.jpgパウロ・コエーリョ著 角川文庫  552円(税別)
羊飼いの少年サンチャゴの夢を実現するためのたびの物語です。旅をしたいサンチャゴは両親が望んだ神父にはならず、羊飼いになっていろんな町を旅することに。旅の途中、見捨てられた教会で一夜を過ごすことに。そして彼は去年この近くの町タリファに来た時、出会った商人の娘に会えるのを楽しみにしていた。
サンチャゴは「子供が、ピラミッドのそばに宝物がある」と言う夢を2回も見た。その夢の解釈してもらいにタリファに住む老女のもとを訪れる。老女は宝物を見つけたらその10分の1を払うことを約束させ、「おまえはエジプトのピラミッドに行かねばならない。そこでお前は宝物を見つけてお金持ちになるだろう」と言った。
そのあと、町の広場で交換した本を読んでいると、ひとりの老人が話しかけてきた。そして老人と話しているうちに夢の話をすると、老人は「お前の持っている羊の10分の1」をくれれば、どうやって宝物を探せばいいか、教えてあげよう」と言った。

彼は今まで慣れ親しんできたものと、これからほしいと思っているものとのどちらかを、選択しなければならなかった。

そして翌日、サンチャゴは6頭の羊を連れて、同じ広場に行って老人に渡した。老人は「前兆の語る言葉を忘れてはいけない。特に運命に最後まで従うことを忘れずにな。」と言い、白い石と黒い石を差し出して言った。「これはウリムとトムミムと呼ばれるものだ。黒は「はい」を意味し、白は「いいえ」を意味する。お前が前兆を読めなくなったと時、このi石が助けてくれる。いつも「はい」と「いいえ」で答えられる質問をするようにしなさい。」

こうしてサンチャゴはアフリカへ渡り、羊を売ったお金を盗られたり、はやらないクリスタル屋で1年ほど働き、お金を貯めてまた砂漠を越えてエジプトへと向けて出発する。

はたしてサンチャゴは砂漠を横切って、エジプトへいけるのか。そしてピラミッドのそばにあると言う宝物を手に入れられるのか。

この本の中で語られていることを少し紹介しましょう。
羊飼いのサンチャゴ少年の言葉「彼ら(羊たち)が考えることは食べ物と水のことだけだった。人間も同じかもしれない。」

老人の言葉「だれでも若い時は自分の運命を知っているものなのだ。まだ若い頃は、全てのものがはっきりしていて、全てが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思いこませ始めるのだ。」

老人の言葉「お前がだれであろうと、何をしていようと、お前が何かを本当にやりたいと思う時は、その望みは宇宙の魂から生まれたからなのだ。」

老人の言葉「結局、人は自分の運命より、他人が羊飼いやパン屋をどう思うかという方が、もっと大切になってしまうのだ。」

「彼は今まで慣れ親しんできたものと、これからほしいと思っているものとどちらかを、選択しなければならなかった。」
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by irkutsk | 2009-03-28 08:48 | | Comments(0)

d0021786_2251147.jpgグルジア映画「懺悔」ЛОКОЯНИЕを名古屋シネマテークで見てきました。1984年のソ連(グルジア)映画です。グルジア語の映画です。旧ソ連で作られた映画で、スターリンの大粛清の時代をコメディータッチで描いた、当時としてはぎりぎりの限界に挑戦して作られた映画だと思います。それだけにソ連が崩壊した今、この映画を見てみると物足りなさを感じました。

舞台は架空のソ連のある町での出来事。やり手の市長がなくなったところから映画は始まる。この市長の葬儀が行われ、埋葬も終わった翌日。市長の息子の住む家の庭に掘り出された市長の死体が置かれている。埋葬しなおすが、またも次の日掘り起こされて庭に置かれる。そして今度は見張りをつけて墓を監視していると、墓を掘りに来た者がいた。亡き市長の孫の青年トルニケが犯人を猟銃で撃つ。

犯人は何と女だった。裁判で彼女はどうして彼女がこんなことをするのかを話し始める。
彼女の父サンドロは画家で、妻のニノ、そして裁判を受けているケティの3人で幸せに暮らしていた。サンドロが教会の修復を市長に申請したことを契機に、彼と彼の家族のまわりに不穏な動きが始まり、ある日突然サンドロは逮捕される。そしてしばらくして、妻のニーナも逮捕される。幸せな家庭をめちゃくちゃにした市長をどうしても許すことができないケティは彼が死んでも、墓場で安らかに眠らせることはできないと墓を掘り、死体を庭に置くことに。

市長がヒトラーを戯画化したようなちょび髭を生やし、サスペンダー姿で描かれており、子供と二人の従者をつれて、画家のサンドロのところへ行き、サンドロの妻ニノにチューリップの花束を、ケティには鳥かごに入った小鳥をプレゼントし、歌を歌い、最後は2階の窓から飛び降りて帰っていくというユーモラスな面もあった。

ケティが墓を掘り起こした事件の裁判の中で、祖父の犯した罪と、それを告発したケティを精神異常者として病院送りにしようとする父に対し反抗するトルニケ。だが彼の抗議は受け入れられず、悲惨な結末に。

2時間33分もある長い映画だった。1984年に作らなければならなかったという時代背景がこんなに長い映画になったのだと思います。今同じ内容のものを作ったら、もっと自由に作れるから、こんなに長くはらなかっただろう。

日本でも戦前 戦中、国のやることに反対するようなことを言うと、特高に連行され拷問の末に殺されたり、監獄で終戦まで自由を奪われたりということがあった。ソ連体制下のスターリン時代ほどではないが、同じようなことが日本にもあったことを覚えておくことは必要だろう。

1984年 ソ連(グルジア)映画  テンギズ・アブラゼ監督 
3月27日まで今池にある名古屋シネマテークで10:45からと15:15からの2回上映中。

チェチェンの戦線へ孫を訪ねていくおばあさんを描いたロシア映画「チェチェン アレクサンドラの旅」(アレクサンドル・ソクーロフ監督)は4月3日まで同じシネマテークで上映中。
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by irkutsk | 2009-03-25 22:05 | 映画 | Comments(0)

d0021786_857345.jpg時間がなくてなかなか勉強できない。勉強しようという気はあるのだが、時間が取れなくて。こんな悩みを持つ人にぴったりの本です。自分の1日24時間の時間の使い方を考えさせてくれる本でした。

この本の中で私が「なるほど」と思ったところを、いくつか紹介したいと思います。

1、生活に必要な時間(食べたり、飲んだり、トイレに行ったり、お風呂に入ったり)は削るべきではない。こういうところで時間を削ると、無理がたたって結局能率が低下することになる。削るべきは「ダラダラした時間」。見たいわけでもないのに、何時間もテレビを見ている時間。目的もなく何時間もインターネットでネットサーフィンしていたり、何時間もゲームしていたりする時間。あるひとつの動作から次の動作に移るまでの時間(何かしようと思っていても、なかなかそれに取りかかれない時間)。

2、優先順位を決めて無駄な時間を減らす
  あれもやりたい、これもやりたいとやりたいことがいっぱいあっても、優先順位をつけて順番にこなしていくことが大切。

3、待ち合わせには絶対に早くいく
  早く行って、約束の時間までのスキマ時間に本を読む。相手を待たせる心配をしないくてもいい。

4、疲れていることを前提に夜の計画を立てる。
  帰宅後に3時間勉強しよう――能率が悪い。
  ねむい時はさっさと寝て、次の朝早く起きてスッキリした気分で勉強したほうが効率的。朝型人間のわたしには、ぴったりです。

他にもスキマ時間をどのように使うかの具体例などが書かれてあり、時間に追われて忙しい人にはとても参考になる本です。

和田秀樹著 PHP文庫 495円(税別)
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by irkutsk | 2009-03-23 08:56 | | Comments(0)

昨日の姪の結婚式から一夜明け、今日はそろそろ割き始めた桜を求めて、南禅寺から哲学の道を北のほうへ歩きました。夜のうちに雨が降り、朝方まで残っていたが、出かける時には雨も上がり、傘を差すこともありませんでした。

桜は場所によって咲いているところがありましたが、まだまだです。次の日曜日には満開になるのでは中と思われるほど、ピンク色をした蕾が膨らんでいました。桜にはちょっと早かったけど、雪柳やみつまた、あせび、クリスマスローズなどいろんな花が咲いていました。

哲学の道を法然院まで歩き、また南禅寺まで戻ってきました。雨に降られることもなく花見ができました。
d0021786_22212599.jpgd0021786_22214347.jpgd0021786_2222447.jpgd0021786_22222217.jpgd0021786_22223634.jpg
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by irkutsk | 2009-03-22 22:22 | お花見 | Comments(0)

妻の姪の結婚式に京都へ行きました。結婚式場は京都市北区にある「しょうざん」で夕方5時からの式でした。金閣寺の近くにある結婚式場は教会のチャペルがある大きな結婚式場でした。敷地の右手にある大きな2階建て木造の建物の1階で両家の親族紹介の後、2階にある教会でひげを生やした外国人の牧師さんのもとでキリスト教による結婚式がありました。最近はキリスト教による結婚式がめっきり多くなり、参加するほうも慣れてきました。

d0021786_22172815.jpg結婚式の後、庭に出て参加者のフラワーシャワーの中を新郎新婦が歩き、庭で記念撮影をしました。日が落ちるとちょっと寒くなり、6時から披露宴が始まりました。新郎新婦のの上司からのお祝いの言葉、友人からのお祝いの言葉や出し物、新婦の従兄弟と弟による歌など楽しい雰囲気の中、披露宴は進行しました。ウエディングケーキは二人のデートスポット彦根城をアレンジしたオリジナルケーキで、二人でケーキカットした後、お互いにケーキを食べさせるというシーンもありました。9時に披露宴はお開きになり、ホテルまでマイクロバスで送ってもらいました。

若い人たちの結婚式に参加すると、若いエネルギーをもらったような気になり、楽しくなりますね。若い二人が両親と同じように明るく、温かい家庭を作られることを期待して、乾杯!!
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by irkutsk | 2009-03-22 22:18 | 感動したこと | Comments(1)

日本語の勉強会の帰り、今池で地下鉄を降りて外へ出ると、マラソンの応援に駆けつけた人たちで歩道がいっぱいでした。まだ選手は来ていないようだったので、しばらく待っていると時計車を先頭に選手たちが走ってきました。高橋尚子のラストランのマラソンなので彼女を見ようと、しばらく歩道に立って待っていました。先頭から20分ほど遅れて、黄色いランニングに紺色のパンツをはいた高橋尚子がいかにもマラソンを楽しんでいるという感じで楽しそうに走ってきました。沿道で声援を送ってくれている人たちに右手を小さく振って、笑顔で声援に応えていました。
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by irkutsk | 2009-03-08 15:23 | 感動したこと | Comments(0)