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6月23日の放射線量(6月23日)

d0021786_2375480.jpg6月23日午前5時58分の名古屋市千種区のわが家のベランダ(マンションの2階)での放射線量は0.16[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。気温は25℃、天気は晴れ。

「原発のウソ」(小出裕章著)より
<石油より先にウランが枯渇する>
私たちは、使えばなくなる資源を「再生不能エネルギー」と呼んでいます。石油、石炭などの化石燃料がそうですし、原子力の燃料であるウランもまた再生不能資源です。

 このうち圧倒的な埋蔵量を誇っているのが石炭です。世間では「エネルギー危機」が叫ばれ、今にもエネルギー資源が枯渇するように宣伝されていますが、石炭を使い切るまでには1000年かかります。その上、近年急速に消費が増大してきた天然ガスも新たな埋葬地域が次々と発見されており、最近話題となっている海底のメタンハイドレート(天然ガスを含む固体)、地殻中にある深層メタン(天然ガスの成分)など、将来性が有望視されている資源も見つかっています。

 一方、多くの人たちが「未来のエネルギー」との幻想を抱いているウランは、利用できるエネルギー量換算で石油の数分の一、石炭に比べれば数十分の一しか地球上に存在して胃いません。石油よりかなり前にウランが枯渇してしまうことはもはや明らかです。「化石燃料が枯渇するから未来のエネルギーは原子力しかない」という宣伝は、全くの誤りでした。事実を虚心坦懐に見るならば、太陽光や風力、波力、地熱と言った新エネルギーを推進しつつ、それまでは上手に化石燃料を利用していかざるをえないというのが現実のところなのです。

「原発のウソ」 小出裕章著 扶桑社新書 2011年6月1日発行 740円+税
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by irkutsk | 2011-06-23 23:07 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)

名古屋市高年大学講演会「漢字の話」を聞きに行きました(6月22日)

「広報なごや」を見てこの講演会があることを知り、行ってきました。伏見にある鯱城ホールで午前10時からありました。9時40分頃に会場に着くと、大きなホールはもうすでに満員に近くなっていて、空いている席が後方にポツポツとある程度。参加者はみんな60歳以上と思われる方たちばかりで、高年大学に参加している人が多かったようです。

講師はかつて名古屋大学にもいらした宇野茂彦先生(現中央大学教授)で、漢字の歴史から始まりました。秦の始皇帝の時に中央集権国家を作るために李斯によって文字が統一されたこと、漢字の体系をまとめた本を書いたのは許愼という人で「説文解字」という本を書き、部首540部と六書をまとめました。六書とは漢字の成り立ちを分類したもので、象形、指示、会意、形声、仮借、転注の6種類がある。象形は「山」「川」などその物の形から作られた文字、指示は「上」「下」「大」、「小」などの形のない抽象的なものを符号的に示す文字です。象形と指示をあわせても400~500文字しかありません。会意というのは「明」「家」などの二つ以上の象形と指示の文字を合わせて作られた文字。形声というのは意味と音をあわせて作った文字で「江」は水を表す“氵”と音の“工”を合わせたものです。漢字の90パーセントはこの形声文字です。仮借は漢字本来の意味に関係なくその発音を借りるというものです。数字の10を表す漢字がうまく作れなかったので、針をあらわしていた「十」を発音が同じだから借りてきました。

「然」という漢字は「月」「犬」「火」からなっており、犬の肉を燃やすとよく燃えるというので「然える」「然やす」という意味で使っていたが、「自然」「然り」という意味でも使われるようになり、だんだん「もえる」と言う意味が薄くなってきたので、さらに「火」へんを付けて「燃える」とするようになったそうだ。

講演の後半は漢字教育についてで、明治維新後、漢字を廃止しローマ字で日本語を表記しようという動きがあった話や、終戦直後も日本語を廃止して、英語やフランス語を使おうという意見が出されたこともあったそうだ。そして昭和21年当用漢字表(1,850文字)が制定され、それ以外の漢字は事実上使えなくなった。昭和56年当用漢字は廃止され、常用漢字(1945文字)が制定され、これは使用の目安ということで、これ以外の漢字を使うことも可能になった。

最後に読みと書きを分けて教える石井勲先生の漢字教育論について紹介があり、先生も文科省へ読みを先に教えるようにと提言したが、今も日本の学校では学年別漢字配当表に基づいて読みと書きと意味を同時に教えていると批判されていました。

漢字で書いたほうがよく分かるのに、動植物園の動植物名はみんなカタカナで書かれている。例えば「オグロヌー」は「尾黒ヌー」、「スズコザサ」は「鈴子笹」になど。

漢字の成り立ち、現在の漢字教育の問題点などを、具体例を交えながら分かりやすく話してくれました。それにしても団塊世代のパワーはすごいですね。会場に入りきれなくて、7階でビデを中継もやっていたそうです。
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by irkutsk | 2011-06-22 14:19 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)

6月22日の放射線量(6月22日)

d0021786_8534279.jpg6月22日午前6時11分の名古屋市千種区のわが家のベランダ(マンションの2階)での放射線量は0.14[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。気温は23℃、天気は晴れ。

「原発のウソ」(小出裕章著)より
<原発のコストは安くない>
これまで政府や電力会社は一生懸命「原子力発電はコストが安い」と宣伝してきましたが、それは大きなウソです。原子力発電のコストは高いのです。

 電力会社などが主張している原発の安いコストは、実は一定のモデルで算出された金額にすぎず、現実を反映していません。発電に直接要する費用に再処理などの費用、そして開発や立地に投入される国の財政支出などを合わせると、実際のコストは水力や火力より高くなってしまうのです。

原子力発電は小回りがきかず、一度運転し始めたら1年は稼働率100%でずっと発電し続けます。夜間は消費電力が減りますが、止めることはできないので電気が余ってしまいます。仕方がないので、余った電気を消費するために「揚水発電所」というのを作ります。上と下に池を造り、夜に余った電気で下の池から上の池に水をくみ上げておき、電気をたくさん使う昼間に上の池から下の池に水を落として発電するのです。そのたびにエネルギーの3割をロスしていくという非常にばかげた“電気を捨ててしまう”発電所ですが、この発電単価が桁違いに高い。でも、これは原子力発電のために必要なものですから、その分を上乗せして計算するとさらにコストは高くなります。
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「原発のウソ」 小出裕章著 扶桑社新書 2011年6月1日発行 740円+税
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by irkutsk | 2011-06-22 08:54 | 見たこと、聞いたこと | Comments(5)

太陽活動、17世紀以来の休止期に突入か (6月21日)

d0021786_1250160.jpg地球温暖化と騒いで、それを金儲けにしようという人たちがうごめいていますが、逆に太陽の活動が弱まり、地球は1645年から1715年と同じような「小氷期」が再来するかもしれないということが米国天文学会太陽物理学部門の会合で指摘されたそうです。

自然の営みをコントロールできるなどと傲慢になった人間に対する警告かもしれませんね。
このニュースの記事はここにあります。
           ↓
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2806591/7348973
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by irkutsk | 2011-06-21 12:50 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)

カスミから株主優待が届きました(6月21日)

d0021786_10395197.jpgカスミから株主優待の特別栽培米茨城県下妻産こしひかり2kgが届きました。
カスミは茨城県を中心に千葉県、埼玉県、栃木県、群馬県で食料品、家庭用品、衣料品等の小売販売を行うスーパーマーケット事業を行なっている会社です。

23年2月期の決算を見ると今年度は32億2100万円の純利益を上げており、昨年比16.7%の増益です。配当金も年間14円ありました。

株主優待は(株)カスミ、(株)ワンダーコーポレーション(直営店のみ)、(株)ココスジャパン(直営店のみ)などで1000円ごとに1枚使える「株主ご優待券」(100円)が年2回もらえます。もらえる額は所有株式数によって異なり、最低の100株~999株までは半期ごとに30枚、1000株から1999株までは60枚、2000株から2999株までは120枚、3000株から4999株までは180枚、5000株以上は300枚です。有効期限は2月末現在の株主の場合は11月30日、8月末現在の株主の場合は翌年5月31日までです。
近くに使える店舗がない場合、優待券を送り返すことにより100株~999株で茨城産特別栽培米(こしひかり 2kg)、1000株以上で茨城産特別栽培米(こしひかり 5kg)がもらえます。

ちなみに6月21日現在の株価は436円です。米2kgを800円と換算すると、配当金と合わせた配当率は6.9%とかなりお得な株です。
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by irkutsk | 2011-06-21 10:39 | | Comments(0)

6月21日の放射線量(6月21日)

d0021786_1014310.jpg6月21日午前5時56分の名古屋市千種区のわが家のベランダ(マンションの2階)での放射線量は0.16[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。気温は21℃、天気は雨。

「原発のウソ」(小出裕章著)より
<原発を造れば造るほど儲かる電力会社>
 電力会社の収入は電気料金ですが、実は、電力会社は原発を造れば造るほど電力料金を値上げできるシステムになっているのです。そこには次のような「カラクリ」があります。

 資本主義社会では、商品の価格は市場原理で決まります。価格が不当に高い製品は生き残ることができません。ところが日本では一つの会社からしか電気を買うことができないので、いくら料金が高くても消費者はそれを買わざるをえないのです。こういった独占構造の中で電力会社は電気事業法で「利潤」を出すことが保証されています。

 電力会社も会社である以上、必要経費がかかります。減価償却費、営業費、それに税金も支払わなくてはなりません。その必要経費に「利潤」(事業報酬)を足したものが「総括原価」と呼ばれるもので、この額が全て電力会社の懐に入るように電気料金を決めることになっています。つまり、電力会社は何をやったとしても絶対に損はしません。

普通の会社は汗水たらして少しでもいい商品を作り、それをたくさん買ってもらうことによって儲けを出します。

 ところが電力会社は違います。「レートベース」というものに「報酬率」という一定のパーセントを掛けて利潤を「決める」のです。

 ではその「レートベース」とはいったい何でしょうか。要するに電力会社が持っている「資産」のことです。「資産の何%かの額を自動的に利潤として上乗せしていいですよ」ということが、法律でおおっぴらに認められているわけです。

 ここで原発が大活躍します。原子力発電がこの「資産」をたくさん増やしてくれるのです。原発は建設費が膨大で、1基造ると5,000億円、6,000億円。核燃料も備蓄できるし、研究開発などの「特定投資」も巨額です。

それら全てが「資産」となって、利潤を決める際のベースをつり上げてくれます。つまり原子力発電をやればやっただけ、原発を建てれば建てただけ、電力会社は収入を増やすことができる。とにかく巨費を投じれば投じるほど電力会社が儲かるシステムです。そのため、夢中になってこれまで原子力を推進してきました。

「原発のウソ」 小出裕章著 扶桑社新書 2011年6月1日発行 740円+税
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by irkutsk | 2011-06-21 10:14 | 見たこと、聞いたこと | Comments(4)

「星守る犬」を見に行きました(6月20日)

d0021786_16231310.jpgピカデリーに「星守る犬」を見に行きました。
夏、北海道名寄市役所に警察官がやって来て、キャンプ場の裏に放置されていた車の中に死後6ヶ月の白骨化した遺体が見つかった。そしてそばにまだ死んで間もない犬がいたと言う。身元を明らかにする車のナンバープレート、免許証もなく、車体番号も削られていたという。

市役所福祉課に勤める京介は他の職員と共に現場を見に行く。そしてそこに落ちていたレシートや古物売り払いの受け取りなどを見つける。

京介は小さい頃両親を交通事故で亡くし、祖父母に育てられたが、祖母もまもなく病気で亡くなる。祖父と二人になり、祖父は京介のために犬を連れて帰ってくる。黒と名づけられた犬はボール遊びが好きだったが、京介はあまり黒と遊ぶこともなく、自分の世界に閉じこもって本を読むのが好きな子どもだった。

京介はキャンプ場の裏で亡くなった男のことが気になり、有給休暇をとって東京まで調べに行く。そして東京から戻る途中で彼らが泊まった旅館、途中で買物をしたコンビニ、北海道に渡って、入ったレストランに寄り、中年の男がハッピーという秋田犬を連れて旅していたという話を聞きだし、彼がなぜハッピーと二人で当てのない旅に出て、最後に北海道で野垂れ死にしたのかがだんだんと分かってくる。

ハッピーは最初、娘がどうしても飼いたいと言って連れてきた子犬だったが、大きくなると可愛くないといって娘はハッピーの面倒を見なくなった。お父さん(西田敏行)は町工場で溶接工をしていたが、不景気で首を切られ、毎日うちでごろごろ。お母さん(岸本加代子)は友達が始めた派遣会社を手伝うようになる。そして同じ頃実家の父親の具合が悪くなる。娘は夜中に出歩くようになり、注意するが聞かない。お父さんに何とかしてくれというが、「お前の好きなようにすればいい」というばかり。実家の父親が死んだ後、夫に離婚届をつきつけ、弘前の実家に娘を連れて帰っていった。

残されたお父さんはハローワークに行っても仕事がなく、ハッピーと二人あり金を持って旅に出たのだった。

犬と人間との結びつきがとてもリアルに描かれていて、ハッピー役を演じた犬に何か賞を上げたいくらいの熱演でした。キャンプ場の裏でお父さんが動けなくなっても、ハッピーは一人町へ行き、食べ物を彼のために持ってくるのでした。そして彼が亡くなって半年後、キャンプ場でバーベキューをしていた家族連れを見て、昔、自分のうちの庭でバーベキューをしていたのを思い出し、近づいていくと「キャー、野犬が来た!」と大騒ぎになり、バーベキューをしていた家族のお父さんがハッピーに薪を投げつけ、ハッピーは血を流し、足を骨折し、お父さんが待つワゴン車へ戻っていくのでした。

時代はちょうど小泉内閣が選挙で大勝利を収め、働く人たちの生活がどんどん厳しさを増していった頃でした。働く意欲はあっても仕事がない。妻や娘には見捨てられ、彼女らの所へは行けない。弘前まで行って、彼女らが幸せそうに生活しているところを覗き見したが、そこへ入っていくことなんかできない。そして彼が最後に選択したのは行けるところまで行き、そこで人生を終わるという悲しい選択だった。

物があふれかえる日本で、仕事も家族もなくした男が生きていくことができないというのはどこかおかしいですね。

タイトルともなっている『星守る犬』は、「犬がもの欲しそうに星を見続けている姿から、手に入らないものを求める人のことを指す」という意味の言葉であると作中で語られている。

映画の作り方も非常によかった。ワゴン車と遺体が発見されたところから始まり、それを追って京介が来るまで東京から彼らの足跡をたどるのだが、そこでお父さんとハッピーが過ごした様子とそれを追っている現在の京介が交互に映し出され、またハッピーが飼われ始めた時のことや、幸せだったときのこと、そして京介が飼っていたクロという犬との生活やクロの最後を看取ったときのことなどが巧みに織り交ぜられ、一つの映画にまとめられています。監督の巧みな手法にも感心させられました。おすすめの映画です。

「星守る犬」 2011年日本 128分 監督:瀧本智行
出演:西田敏行 玉山鉄二 川島海荷 余貴美子 温水洋一 濱田マリ 中村獅童 岸本加代子 三浦友和 藤達也他
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by irkutsk | 2011-06-20 16:23 | 映画 | Comments(0)

6月20日の放射線量(6月20日)

d0021786_9272076.jpg6月20日午前6時32分の名古屋市千種区のわが家のベランダ(マンションの2階)での放射線量は0.13[μSv/h](マイクロシーベルト/時間)でした。気温は21℃、天気は曇り。

「原発のウソ」(小出裕章著)より
<原発が生み出した「死の灰」は広島原爆の80万発分>
「原子力発電」というと。高度な科学技術を用いた難しい発電方法のようなイメージがあるかもしれません。しかし面倒くさいことは基本的にやっていないのです。たんに「お湯を沸かす」という、それだけです。

 しかし、原子力発電所は東京にも、大阪にも、名古屋にもありません。電気をたくさん使う大都会や工業地帯に発電所を造れば便利なはずです。わざわざ何百キロも離れた過疎地に発電所を建て、長い送電線を敷いて都会に電気を送るのはいかにも効率が悪すぎます。

 理由は簡単です。原子力発電所で燃やしている(つまり核分裂させている)燃料がウランだからです。ウランを燃やせば必ず「核分裂生成物」、つまり「死の灰」ができてしまいます。原子力発電の抱えている危険の「根源」は、ここにあります。

政府や電力会社は、福島の事故が「想定外」だったと強調しています。しかし彼らは原子力発電所に事故が起これば大惨事になることをはじめからよく知っていました。だから東京電力は自社の給電範囲に火力発電所は建てても、原子力発電所は建てませんでした。そんな危険なものを人口の多い地域につくることはできない。人口の少ない田舎に押し付けてしまえ、というわけです。

 それでは、日本の原子力発電はこれまでどれくらいの電気を作り、また同時に「死の灰」を作ってきたのでしょうか。今日まで日本の原発が生み出してきた電力の総量は7兆KW
時に達します。想像もつかないぐらいものすごい量ですが、原子力でそれだけの電気を作ったということは、その分確実に「死の灰」もできているということです。

 それが積もりに積もって、広島原爆の約120万発分に達するほどになりました。放射能の減衰を考慮に入れても現在のところ80万発分を超えています。日本のあちこちに原爆80万発分の「死の灰」がたまっている。

 福島第一原発の事故は、そのごくごく一部が飛び出してしまったものに過ぎません。たったそれだけのことで、安心して水も飲めない、空気も吸えないようになってしまう。本当に原発は恐ろしいものなのです。

「原発のウソ」 小出裕章著 扶桑社新書 2011年6月1日発行 740円+税
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by irkutsk | 2011-06-20 09:27 | 見たこと、聞いたこと | Comments(4)

毎日落語会を聞きに行きました(6月19日)

d0021786_20475747.jpg今池ガスホールへ毎日落語会を聞きに行きました。
前座は春風亭一力さんのお世辞を言って酒を飲ませてもらおうとするが、うまくお世辞が言えない男の話でした。

二つ目は柳亭市馬さんの話し。そそっかしい大工の亭主がかみさんに箒をかけるために釘を打ってくれと言われ、打とうとしていたら蜘蛛がいて、蜘蛛に8寸釘を打ちつけた。長屋の壁は薄いからきっと隣に突き出ているんじゃないか、聞いてきておくれとかみさんに言われます。あわて者の男は隣ではなく向いの家にとんで行く。そしてそこの主人に事情を話すと、それなら向こうの隣の家へ行かなきゃといわれる。そして今度は隣のうちへ行き、あわてず落ち着いて話をするために、延々と関係ない話をした後、向こうのうちの人に何で来たのかと聞かれ、釘を打って、こちらの家の壁に突き出ているのではないかと言う。ぱっと見たところどこにも釘は出ていない。そこでどこに釘を打ったのか向こうから教えてくれと言われ、家に戻ってここだと言うが、見えない。叩いてみてくれと言われ叩くと、仏壇の阿弥陀さんの喉のところから釘が突き出ていた。大工は隣のうちへ来て、それを見て「これは困ったことになった。明日からここまで箒を掛けに来なくてはならない」と言ったという話でした。

三題目は春風亭一朝さんの太鼓もちの話。まくらがおもしろかったです。彦六大師匠ネタを二つ。バレンタインデーにもらったアーモンドチョコレートを大師匠にあげたところ、食べた後で種が出てきたと言ってアーモンドを出したという話。そして医者に行って「右足が痛い」と言うと、「年をとったせいでしょう」と言われ、「左足も同い年なんですが」と言った話。そしてケーキ屋さんでの客と店員の会話。ケーキ屋のケーキの名前はカタカナで長くて言いにくい名前が多い。そして注文するためにケーキの名前を一生懸命覚えていると、後から来た年配の女性がショウウインドウを指さして「これと、これと、これを二つづつください」と店員に言う。すると店員が「すみません名前をいっていただけませんか」。すると年配の女性は「田中みどりです」と答えた話。

太鼓持ちの話は若旦那が鍼をやろうと思い立ち、一人でけいこをする。畳や壁に鍼を打っても面白くない。そこでネコを捕まえて、ネコの頭に鍼を打とうとすると、ネコに引っかかれて逃げられてしまった。そこで思いついたのが太鼓もちを練習台にすること。お茶屋で太鼓もちの一八を呼んで練習台にしようとする。だが一八は一昨日鍼の道具を買ってきて、昨日本を買って来たという話を聞かされ、断わろうとするが、鍼一本に一万円やると言われ、しぶしぶ引き受けることに。ところが素人なので痛い。腹に2本打たれて、2本とも途中で鍼が折れてしまう。腹の皮が破れて血がにじんで、もういやだと言うと、若旦那は怒って帰って行ってしまう。お茶屋の女将さんに「でもいくらかになったんだろう」と聞かれ「いいえ、皮が破れて鳴りません」と答えた一八でした。

中入りの後は、柳亭市馬さんの「お化け長屋」。長屋で空き家が一軒あり、長屋の連中はそこを物置代わりに使っているが、大家がその空き家を貸すという。そこで二人の店子はその家にまつわるうその話を考え出し、その家を誰も借りないようにと画策する。その家には3年前、32-33歳の後家さんが住んでいたが、晩秋の夜中に泥棒が入り、泥棒は荷物をまとめ、ふと隣の四畳半を覗くと後家さんが寝ている。むらむらとして後家さんのかいまきを剥がし、胸に手を入れると、気がついた後家さんに「泥棒!」と大声を上げられた。そこで泥棒は匕首で後家さんを滅多切りにした。そして翌朝長屋の連中が血まみれで死んでいる後家さんを発見した。弔いをし、壁や天井をきれいにし、畳を替えてその家を貸したが、みんな4,5日で出て行ってしまう。最後に出て行った人に聞くと、1日目、2日目は何ごともなかったが、3、4日経つと雨のシトシト降る夜、寺の鐘がごーんと鳴り、仏壇の鐘がちーんと鳴り、ふすまがひとりでに開き、障子に髪の毛がさらさらとあたる音がして、後家さんの幽霊が出ると言う。

最初に家を借りに来た男は、この話を聞いて下駄も履かず、財布も置いたまま真っ青な顔をして逃げていった。ところが次に来た男は家賃がタダだと言う話を聞き、怖い話をされても一向に動じず、すぐに引っ越してくると嬉しそうに帰っていった。前の男が忘れていった財布も持って。

最後は一朝さんの吉原に通っていた若旦那が吉原から帰ってこなくなり、父親に勘当される話。花魁の「わたしが面倒見てあげる」という言葉を真に受け、勘当されて吉原へ行くがそれは口先だけの話と知らされ、知り合いのところの居候になるが、それも長くはおられず、行く当てもなくうろつき、すっかり落ちぶれて橋の欄干を乗り越え川に身を投げようとしていた。そこを通りかかった叔父さんが引きとめ、家へ連れ帰り、自分で金を稼げと翌日から「唐茄子」を天秤棒を担いで売りに行かせられる。だが商いなどしたこともない若旦那はちっとも売れず、困っているところへ見知らぬ男が手伝ってくれて「唐茄子」は2個を残して売れた。そしてこの2個は自分で売ろうと決心し、最初は出なかったもの売りの声を出せるようになり、その後勘当も解けたという話。

2か月ぶりの落語でした。今池ガスホールは落語会をやるのにはちょうどいい大きさです。市民会館などでは大きすぎて、落語家の表情やしぐさがよく見えず、おもしろさが半減します。

次は7月31日に立川志の吉さんの落語を聞きに行きます。
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by irkutsk | 2011-06-19 20:48 | 感動したこと | Comments(0)

スイカの初物を食べました(6月19日)

d0021786_20462215.jpg息子が帰ってくるというので、今年初めてのスイカを買いました。切り売りのスイカなので色がよくて、皮も薄くて、おいしそうなのを買ったつもりでしたが、食べてみると甘みが少なくいまいちでした。

5月の末に台湾へ行って飲んだスイカジュースがおいしかったので、わが家でも残ったスイカで作ってみようと思います。

やはりスイカは暑くなってから食べるものですね。
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by irkutsk | 2011-06-19 20:46 | 食べたもの | Comments(0)


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