ブログトップ

ロシアとMacと日本語

<   2011年 09月 ( 23 )   > この月の画像一覧

ソウル最終日。15時の飛行機なので11時半には空港へ向けて出発なので、9時前に景福宮へ行きました。景福宮宿からは歩いて5分くらいのところにあります。入場料は300ウォン(210円)です。非常に大きな敷地にたくさんの同じような建物がいくつも建っていて、迷子になりそうです。
d0021786_2049507.jpg

d0021786_2050434.jpg

d0021786_20501786.jpg

d0021786_20503254.jpg

d0021786_20505118.jpg

d0021786_20515898.jpg


奥のほうに国立民族博物館があり、入館料は無料でしたが、時間がないので中には入りませんでした。景福宮には池の中に建物が建っているところが2箇所あります。小さな香遠亭と慶会楼です。どちらも美しい建物です。10時からの守門将交替式を途中から見ようと思って10時20分頃に入口に当たる興礼門前に行くともう終わっていました。「地球の歩き方」には45分間あると書いていたので途中から見られると思っていたのに残念でした。仕方ないので11時からの交替式を見ることにして、コーヒーでも飲みにいこうと国立古宮博物館にあるレストランに行くと今日は貸切だと言われ、駅のほうへ歩いて地下鉄の入口近くにある喫茶店に入ってアイスコーヒー(4000ウォン=280円)を飲んで11時になるのを待ちました。
d0021786_20514990.jpg


5分ほど前に行き、今度は守門将交替式を見ることができました。式が終わった後、衛兵と並んで写真を撮ることもできました。
d0021786_20521888.jpg

d0021786_20523199.jpg


11時半に宿に戻ると、オーナーのキムさんが待っていました。カギを返し、どうやってソウル駅へ行きますかと聞かれ、地下鉄でと言うと、バスのほうが便利ですよとのことでバス停まで荷物を持って送ってくれ、バスが来るまで一緒に待っていてくれました。たしかにバスのほうが乗換えがなくバス停3つなので便利でした。ソウル駅についてAREXの乗り場はどこかなと案内表字を探すと、すぐに見つかりました。ソウル駅の一番奥にありました。エスカレーターで地下7階まで下りて停車中の電車に乗りました。ところがこの電車は途中のコマンまでしか行かず、そこで次の電車に乗り換えました。

AREXにはノンストップでインチョン空港まで行く直通電車と、各駅停車の普通があります。普通と言っても停車駅はインチョン空港駅を入れて10駅です。直通は毎時00分と30分に出発し所要時間は43分です。普通は03、16、25、39、49分に出発し所要時間は53分です。

インチョン空港に着いたのは13時09分で、チェックインのカウンターはどこかなと探していて空港の人がいたので聞くと、自動チェックインの機械でチェックインをやってくれて、預ける荷物はあそこでとカウンターを教えてくれました。

出国手続きを済ませ、最後に韓国料理をと豆腐チゲと海鮮チゲを食べたらとても辛くてびっくり。定刻15時にインチョン空港を飛び立ち、名古屋には16時50分に着きました。
楽しい4日間でした。
[PR]
by irkutsk | 2011-09-29 20:52 | 旅行 | Comments(0)

9時半からのガイドツアーに参加しようと早く宿を出て行き、切符売り場でT-moneycardを出すと、これは使えないと言われました。韓国情報のホームページ「コネスト」には使えると書いてあったのに。しかも観覧のシステムが変わっていました。建物観覧(3,000ウォン)は自由観覧になり、庭のある後苑(5,000ウォン)だけがガイドツアーになっていました。日本語は10時から(所要時間2時間)でしたが、楽善斎という建物のそばで韓国の伝統音楽のコンサートが11時からあるというので、こちらを聞くことにしました。コンサートは散調合奏、清音ジャジンハンイプという尺八のような楽器の演奏、カヤグムの竝唱、剣器舞がありました。一番前の席で聞くことができてラッキーでした。この催しは9月18日から10月16日までの毎週日曜日、11時からと3時からの2回行われているとのことです。もちろん無料です。
d0021786_19544888.jpg

d0021786_1955171.jpg

d0021786_19551796.jpg

d0021786_1955516.jpg

d0021786_1956439.jpg

d0021786_19561778.jpg

d0021786_19562774.jpg

d0021786_19563981.jpg


次は南山にある安重根記念館に行くつもりで地下鉄4号線の「会賢」まで行きました。お昼をどこかで食べようと思い、南山の方へ行くと店がないようだったので、道をわたって南大門市場の方へ行きました。屋台がたくさん出ていて、お腹がすいていたので最初にあった屋台の元気なお兄さんに「席あるよ」と言われ、そこに座り、キムパプと焼き鳥、チヂミを食べました。暑かったのでビールを2本も飲むと、今度はマッコリをサービスで一杯入れてくれ、トッポギも試食だといって食べさせてくれました。さらにもう一杯マッコリを注いでくれ、大満足の昼ご飯でした。記念に屋台の兄さん夫婦と一緒に写真を撮りました。
d0021786_19571389.jpg

d0021786_19572448.jpg


すっかり満腹になり、もう安重根記念館に行くのは面倒になり、市場を見てまわることにしました。石鹸を買ったり、チマチョゴリを着た熊のストラップ、ジャンバー、豚足を買いました。そしてお土産を買いにソウル駅前にあるスーパー「ロッテマート」へ行きました。入口を入り、カートを使おうとするとカギがかかっていてとれません。よく見ると100ウォン硬貨を入れると外れるようになっているのでした。海苔やせんべい、チョコなどを買いましたが、ブログで紹介されていたお菓子は店員に聞いてもありませんでした。

お土産を置きに一度宿に戻り、5時過ぎに「JUMP」を見に出かけました。地下鉄「鐘路3街」駅から歩いて5分くらいのところにあり、すぐに分かりました。切符売り場でバウチャーを渡し、入場券と交換してもらいます。劇場は4階と地下2階の2つあり、地下2階のほうでした。前から5番目の正面のとてもいい席でした。入場料は窓口には50,000ウォンと書かれていました。私は日本からインターネットで予約し、お金もカード決済していたのですが、日本円で一人3400円でした。韓国で買ったほうが安いのかなと思っていましたが、同じでした。
d0021786_19581827.jpg

d0021786_1958274.jpg


JUMPはセリフが少しはあるのですが、わからなくても全然問題ありません。武術のパフォーマンスでアクロバティックな演技に息つく暇もありません。そしてコミカルなのでついつい時間のたつのを忘れてしまい1時間20分の公演は笑いと驚きの中で終了しました。終演後はロビーで出演者全員がサインや写真撮影に気軽に応じていました。すっかり満足して外へ出て、晩ごはんは何を食べようかときょろきょろしながら歩いて、店の入口に写真つきのメニューが載っているごく普通の店に入りました。石焼ビビンバとソルロンタンを食べましたが、二つで9,000ウォン(630円)という安さでした。お金を払う時「おいしかったです」と言うと店の女主人は嬉しそうに「ありがとう」と言ってくれました。
d0021786_19584759.jpg

d0021786_19585851.jpg


宿に戻り、同じフロアに泊まっている人達(と言っても私たちのほかには2人だけです)と豚足を食べ、ビールを飲んでいろいろ話しました。ゲストハウスは全然知らない人と知り合いになれるのもいいですね。
[PR]
by irkutsk | 2011-09-29 19:59 | 旅行 | Comments(0)

朝、9時過ぎに宿を出て、宿の前にある天然記念物だった「白松」を見ました。台風で倒れて今は切り株しか残っていませんが、この松が健在だった頃の実をとって植えていた人から4本の木を寄贈してもらい、今は昔の切り株の周りに植えられています。
d0021786_16454615.jpg


宿は地下鉄「景福宮」駅から徒歩3分のところにあり、とても便利です。前日に買ったT-moneycardを初めて使いました。いちいちキップを買わなくてもいいのでとても便利です。おまけに運賃も割引になるし。地下鉄を「鐘路3街」で1号線に乗り換え、約1時間10分で「インチョン」に着きました。インチョン駅のそばにある案内所に行くと日本語が話せる人がちゃんといて、日本語の地図とパンフレットをくれました。そして月尾島への行き方を教えてもらい、土曜日だけど両替できる場所がないか聞きました。両替はパラダイスホテルでやってくれるのではないかとのことでした。
d0021786_16461592.jpg


まずバスに乗って月尾島へ。ここでもT-moneycardが使えました。乗るときに「ピッ」、そして降りる時にも「ピッ」です。5分ぐらいで月尾島に着き、海のほうへ歩いて行くとインチョン上陸作戦記念碑があり、近くに船着場がありました。インチョン空港へ行く船と遊覧船「コスモス」が出ています。切符売り場が違うので間違うことはありません。
d0021786_16465456.jpg


12時発のコスモス遊覧船の券を買って(一人15,000ウォン=1,050円)、しばらくぶらぶらして11時半頃に船に乗りました。まず船内を下から上まで探索し、1階のホールでショーがあるということなので早めに下りて一番前の席をゲット。カッパエビセンでビールを飲みながら始まるのを待っていました。そして12時になり船が動き出すといよいよショーの始まりです。ウクライナ人のピエロや男女のダンス、中国の踊り(顔が瞬時に変わる)で約45分の公演でした。
d0021786_16472479.jpg


船の上に出ると、インチョン空港のある島との間にある長い2本の橋が見え、その島では今高層の住宅が建設中でした。4階では韓国人の3人グループが軽快なK-Popsを歌っていました。船の周りにはえさをもらおうと寄ってくるかもめがたくさん飛んでいました。1時間半はあっという間に過ぎ、船着場へ戻ってきました。

バスでインチョン駅前に戻り、パラダイスホテルに両替に行きました。日本語で対応してくれ、イヤな顔一つせず宿泊者でもないのに両替をしてくれました。しかも昨日の空港での両替よりも率がよかったです。お金ができたので安心して中華街へ昼ごはんを食べに行きました。「豊美」でチャヂャミョンを食べましたが、量が多かったのでおなか一杯になりました。一人分7,500ウォン(525円)という安さでした。
d0021786_1647542.jpg

d0021786_16485897.jpg

d0021786_16481356.jpg


腹ごなしに中華街を通って自由公園へ。途中獅子舞に出会いました。自由公園にはマッカーサーの銅像が建っています。1950年に始まった朝鮮戦争は、北朝鮮軍に一気に攻め込まれ、国連軍はプサン近くまで撤退していました。そこでマッカーサー率いる国連軍はインチョン上陸作戦を敢行し、北朝鮮軍を挟み撃ちにしたのでした。ところが北朝鮮軍は民間人に紛れて撤退し、今度は国連軍が中国国境近くまで押し返しました。ここで中国義勇軍が参戦し、一進一退の戦いになりました。自由公園は小高い丘の上にあり、上に登ると市内が一望できました。
d0021786_16491042.jpg

d0021786_1649249.jpg

夕方、地下鉄に乗ってソウルへ。晩ごはんは景福宮近くにある「土俗村」でサムゲタンを食べました。日本人観光客も多くあちこちで日本語が聞こえていました。隣のおじさんたちに食べ方を指南してもらい、おいしく食べることができましたが、鳥が大きくて全部食べたら苦しくなりました。一人15,000(1,050円)ウォンでした。帰りにぶどう、スモモ、熟し柿を6,500ウォン(455円)で買って帰りました。
d0021786_16493932.jpg

[PR]
by irkutsk | 2011-09-28 16:49 | 旅行 | Comments(0)

セントレアを夕方17:45発のアシアナ航空でソウルに来ました。インチョン空港からリムジンバスで景福宮まで行き、イェイニネゲストハウスのオーナー、キムさんにバス停までむかえにきてもらいました。初めてリムジンバスに乗りましたが、日本語の案内放送もあったし、運転手さんに景福宮で降ろしてくださいと頼んでおいたので、教えてくれました。バス代は10000ウォン(700円)でした。
d0021786_2184846.jpg

d0021786_219016.jpg

d0021786_2191282.jpg


今日は宿の近くをぶらぶらして、コンビニでビールとお茶、そしてT-moneyカードを買いました。これで地下鉄に乗る時にいちいち切符を買わなくてもいいです。近くの果物屋でりんご(70円)と熟し柿2個(210円)を買って来ました。
d0021786_2192539.jpg


明日はインチョンへ行きます。
[PR]
by irkutsk | 2011-09-23 23:01 | 旅行 | Comments(0)

d0021786_23302075.jpg台風一過の21日の夜、栄のアートピアホールへ柳家花緑独演会を見に行きました。

最初は、スーツ姿の花緑さんが現れ、ステージ中央の台の上に置かれた椅子のそばで話を始めました。まくらが面白かったです。熊本の落語会に行った帰り、羽田からタクシーに乗り、渋谷の自宅近くになってタクシーの運転手が「なんかいい匂いがしますね」と言う。心当たりがないが「そうですか」と答えると「ソープランドからのお帰りじゃないですか」と言われ否定したが、何であんなこと言われるのかと考えたら、洗濯の時に入れる柔軟仕上げ剤の匂いだということが分かったという話。

そしてもう一つは佐賀からの帰りの飛行機の中での中途半端な親切という話。3人掛けの飛行機で前に座っていた人の話で、窓際におばさん、真ん中の席に小学生の子ども、通路側にお母さん。飛行機が動き出すと真ん中の席の小学生の子どもは外を見たくて首を伸ばして見ている。それを見ていた窓際のおばさんは小学生に席を替わってあげる。小学生は喜んで、窓から外を眺め、お母さんに話をしようとするとお母さんはおばさんの向こう側に座っている。おばさんが代わりに相づちを打ってやるが、小学生が話したい相手はお母さんだった。さらにその日は気流の状態が悪く飛行機がよくゆれた。不安そうな子どもの横には叔母さんがいて寝ている。飛行機が揺れるので目を覚ましたおばさんはまた子どもに席を替わってやり、自分が窓際に行く。お母さんと子どもをセットとして考えてあげれば問題はないのに。これを中途半端な親切と言うのだとのこと。

さて落語のほうは、現代物の「はやぶさくん、はじめてのおつかい」ではやぶさ君がいとかわさんのところへ初めてのお使いに行くという話しでした。現在の話題を落語にしたのは面白いが、ボケ役不在の話でちょっと眠たくなりました。会場が演出効果で暗くなったことも関係してますが。

中入りの後は着物に着替えて、古典落語を2題。「長短」と「火焔太鼓」。「長短」は気の長い長さんと気の短い短七さんは、性格が真逆なのに仲がいい。あるとき、長さんがタバコをすうのを見て短七さんがじれったくなり「こう吸うんだ」と何服か吸って見せる。そのうちの一つの火球が、タバコ盆に入らずに袂に入った。これを見た長さんが「お前は人にものを教わるのは嫌いかい」「嫌いだけどお前は別だよ」「ホントに怒らないかい」「ああ、怒らないから言ってくれ」「タバコの火球がタバコ盆に入らずに袂に入った。ことによったら消したほうが…」「ああ、ああ、何でもっと早く教えないんだ、この馬鹿野郎」「そんなに怒るじゃねえか。だから教えねえほうがよかった」

「火焔太鼓」はちっとも儲からない道具屋が汚い太鼓を一分で買って来た。そしてそれを玄関先で小僧にはたかせていたら、太鼓の音が通りかかった殿様の耳にとまり、それをほしいと言うので、持って行くが何と300両で売れて、びっくりして帰ってくるという話。

やはり古典落語のほうが面白かったです。楽しいひと時を過ごせました。
[PR]
by irkutsk | 2011-09-21 23:30 | 見たこと、聞いたこと | Comments(0)

d0021786_10594228.jpgこの本の中心となっている第2章から第6章は、1996年講談社から発行されて現在絶版状態となっている「チェルノブイリの真実」の一部に加筆したものです。チェルノブイリで25年前に起こった事故から日本は何の教訓も得ていなかったし、同じ過ちを繰り返していると具体的なデータをもとに政府関係者の事故対応やIAEAの事故過小評価を痛烈に批判しています。

3月12日(1号機)、14日(3号機)、15日(4号機)で水素爆発が起こり、大量の放射性物質が風に乗って北西方向へ流れていったが、避難指示の対象となったのは原発から半径20キロ圏だけでした。風下の浪江町や大館村ではその後も高濃度に汚染された土地で生活を続けていました。4月22日になりようやく計画的避難区域に指定され、1か月を目処に避難するようにとの指示が出されました。

最初の1号機の爆発から、避難区域が3km、10km、20kmと拡大されたが、このときも「念のため」「万に一つの事態のために」「大した規模ではない」「人体に影響もない」と言ってきました。事故を小さく見せようということだけしか彼らの念頭にはなく、多くの人々がそのせいで被曝し続けたのです。

またこの本では今後起こることとして、小児甲状腺がんの増加を懸念しています。枝野官房長官が連発していた「ただちに健康に影響はない」という言葉通り、甲状腺がんが増加し始めるのは事故後4~5年後からです。これはチェルノブイリで実際に起こったことです。3月12日の爆発があったあとすぐに子ども達にヨード剤を飲ませなければならなかったのです。

また、セシウム137によって汚染された土地は放棄するしかないといっています。セシウムの半減期は30年です(30年たっても現在の半分にしかならないということです)。放射能は人為的に消すことはできないのです。除染すると言って、ある場所の放射性物質を洗い流したり、土をすきとったりしてしても、放射性物質が移動するだけでなくなるわけではありませんし、広大な汚染地域から放射性物質を取り除くことは物理的にも、経済的にもできません。

今回の福島原発事故が起こっても、まだ原発は動き続けているし、さらに定期検査中の原発の再稼動を進めようという原子力で儲けている人たちがいます。本当なら福島原発事故の原因を究明し、万全の事故対策(あるかどうかわからないが)が立てられないうちは原発はすべて停止するべきです。

チェルノブイリの救援に長年関わってきた広河隆一氏の、チェルノブイリの教訓を是非日本の福島原発事故に役立てて欲しいという気持が伝わる一冊です。是非原発関係者、官僚、政治家に読んで欲しい本です。

「暴走する原発」 広河隆一著 小学館 2011年5月25日発行 1300円+税
[PR]
by irkutsk | 2011-09-21 10:59 | | Comments(0)

d0021786_9105854.jpg大分県中津市で、たこ焼きダイニング「陽なた家」と居酒屋「夢、天までとどけ」を経営している永松茂久さんが、成功の極意を教えてもらおうと東京の銀座まるかん本社の斎藤一人さんを訪ねて行ったのは2005年8月のことでした。それから約半年、何回か東京へ通い、あるときは斉藤さんが大分へやって来てくれて、事業家としていかに立つべきか、男として、人間としてどう生きたらいいかという話をしてくれました。この本はその半年間に長松さんが受けた教えを本にまとめたものです。斉藤さんが話しているのは永松さんなのですが、話の内容は彼個人にとどまることなく本を読んでいるひとりひとりに教えてくれているような錯覚に陥ります。

永松さんはまず斎藤さんの銀座まるかんの本社を訪ねて行き、びっくり。繁華街の目抜き通りにどでかいビルがあると思って行くのですが、新小岩という東京の下町のどこにでもあるようなごく普通の建物でした。そして通された「ゲストルーム」は折りたたみ式の長机と椅子が並んでいる。そして事務員さんに「シゲちゃんに、何か冷たい飲み物を冷蔵庫から出してあげて」と声をかける。事務員さんが会社の建物を出て行くのを見て「他にも社屋があるんですか」と聞く。「ないよ、なんで?」と答える斎藤さん。
「だって、いま従業員の方が外へ出て行ったみたいだから」
「ああ、あれ。ここには冷蔵庫がないの。道の向かいにとても大きな冷蔵庫があるんだよ。」
「向かいにですか?」
「うん。向かいにコンビニがあったろ。あれがうちの冷蔵庫。」というやり取りから始まりました。

たった571円のこの本には斎藤さんがシゲちゃんこと永松茂久さんに教えたことがぎっしり詰まっています。と言ってもご承知のように斎藤さんは難しい言葉も、難しい内容のことは言っていません。いろんな物事に対する心構え、見方、そしてそれを実践することを教えてくれています。内容をすべて紹介しようと思うと本を丸ごと一冊書き写さなければなりませんので、一つだけ紹介します。

最初にシゲちゃんが斎藤さんに教えてもらったことです。斎藤さんはシゲちゃんがうまくいかないのは「それはお前に魅力がないからだよ。魅力さえあれば、たいていのことはうまくいく。うまくいかないのは魅力がないということなんだ」と言います。そして「事業を成功させるっていうのは、別に難しいことじゃないよ。難しいと思う人はできない。足の速い人は、走ることなんて大変だと思わないよな。大変だと思っている人にはできないんだ。金儲けだけじゃないよね。何でもそう。世界旅行だって、幸せな家庭だって。それを大変だって思う人、難しいと思う人はできないし、本気でやらないよ。」

大事なのは「思い」なんだ。できるとかできないじゃない。何をやりたいか。何をしたいと思うか。そこにすべての出発点がある。

そして斎藤さんは大切なことが3つあると言います。「ひとつは笑顔、二つ目がうなずき、三つ目がハッピーな言葉。『ツイてる、うれしい、たのしい』という天国言葉。この3つさえあれば大丈夫なんだよ」と。

そして最後の授業を終えて帰る飛行機の中で斎藤さんにもらったCDを聞くのですが、その内容がまたすばらしい。人間がどこから来て、どこへ行くのか、短い人生の中で人間は何をしようとして生まれてきたのかについて非常に分かりやすく書いてあります。そしてこの考え方は最近かなり広がっており、いろんな人が同じことを言っています。

1回だけ読んでしまっておくにはもったいない本です。本の中にも書かれてありましたが1回読んだだけでは571円の本ですが、10回読めば何と57円になると。

「斎藤一人の道は開ける」 永松茂久著 PHP文庫 2010年11月18日 571円+税
[PR]
by irkutsk | 2011-09-20 09:11 | | Comments(0)

d0021786_1038336.jpg株式会社ソルクシーズから株主優待の千葉県産コシヒカリ(3kg)が送ってきました。妻の分も合わせて6kgのお米はありがたいです。しかし、次回12月末確定の株主優待から2kgに減るとのお知らせが入っていました。また時節柄、放射能検査を受け異常なしとの添え書きもしてありました。

株式会社ソルクシーズは1981年に設立された会社でコンピュータ、その他周辺機器、通信機器及びソフトウェアの開発、設計、製造、販売、賃貸を行なっている会社です。22年12月の決算では2000万円の純利益を計上し(21年度の純利益は9億9400万円の赤字)、23年度第2四半期の純利益は1600万円となっています。業績は回復基調にあるようです。

ソルクシーズの株価は9月16日現在384円です。100株買って38,400円で年2回千葉県産のコシヒカリ2kgと配当金500円(中間、期末各2.5円)もらえます。
ソルクシーズの株価はこちらで見ることができます。
http://stocks.finance.yahoo.co.jp/stocks/detail/?code=4284
[PR]
by irkutsk | 2011-09-19 10:38 | | Comments(0)

d0021786_1046885.jpg有川浩の図書館シリーズ最後の作品「別冊図書館戦争Ⅱ」を読みました。
この本ではまず、図書特殊部隊副隊長緒方の過去が取り上げられています。学生時代に知り合った緒方と加代子だが、緒方は国家公務員試験に合格して公務員に、加代子は親のコネで地方銀行に就職した。ところが緒方の配属先は何と法務省メディア良化委員会、良化特務機関だった。緒方はその頃は良化特務機関が何をやっているのかよく理解しておらず、嫌われる部署に配置されたなあくらいにしか思っていなかった。そして、加代子にも職場のことは話してなかったので、彼女は緒方が法務省の内部部局の事務関係の仕事をしていると思っていた。

ところが加代子がデートの時、嬉しそうに一冊の雑誌を取り出して自分の書いた小説が載っていて、明後日発売だと緒方に言う。ところがその雑誌に検閲対象者の作品が掲載されていると言うことで没収されることになっていた。そして発売当日、緒方は書店でその本を片っ端から狩っていくことになった。ある書店で加代子のデビュー作が載ったその雑誌を「この雑誌‥‥一冊だけ、残すわけにはいきませんか」と隊長に言って、殴打され、始末書を書かされることになった。さらに加代子の大学の友人がこの現場を見ていて、緒方のことを話し、加代子は緒方と別れる決意をする。

そして加代子と別れた一ヵ月後、緒方は辞表を出し、司書資格をとり、関東図書隊の防衛部に願書を出した。そして試験に合格し、図書特殊部隊に配属されることになる。元良化特務機関にいた奴が入ってくるということで、いろいろとうわさされ、嫌がらせも受けたが、それを克服し副隊長になっていった。

もう一つ美人で有能な柴崎が今回は犠牲者になり、ストーカーされたり、見えない相手に彼女のプライバシーをばら撒かれたり、誘拐されたりするが、この事件を通じてようやく手塚との愛が実を結び、ハッピーエンドになるというストーリーが最後を締めくくっていた。

本編4冊、別冊2冊の「図書館戦争」、なかなか面白く読めました。登場人物の描き方が非常にうまく、話の展開も軽快で、かつ表現の自由をめぐる問題、図書館が日常抱えている問題などがリアルに描かれていました。

「別冊図書館戦争Ⅱ」 有川浩 角川文庫 2011年8月25日発行 629円+税
[PR]
by irkutsk | 2011-09-18 10:46 | | Comments(0)

d0021786_22125646.jpgセンチュリーシネマ2へ「未来を生きる君たちへ」を見に行きました。デンマークに家を持つアントン(ミカエル・パーシュブラント)は単身アフリカの難民キャンプで難民たちの病気や怪我の手当てをしていた。妊婦の腹を切り裂く悪党ビックマンの犠牲者もいた。

デンマークには二人の息子を残し、妻マリアン(トリーネ・ディアホルム)とは別居状態である。デンマークに帰って来ても夫婦は別々に暮らし、子どもたちは父のいる別荘へ遊びに行くという生活を送っていた。そしてアントンの長男エリアスは学校で体の大きなソフスにいじめを受けていた。

そんな時エリアスの通う学校に、ロンドンから転校生クリスチャンがやってきた。彼は母親をガンでなくし、祖母のいるデンマークへ父とやってきたのだった。そして彼が登校日初日に目にしたのはソフスの執拗ないじめを受けているエリアスの姿だった。彼も巻き添えを食い、顔にサッカーボールをぶつけられる。翌日彼は仕返しをしようと鉄パイプとナイフを持って学校へ行き、ソフスに大怪我を負わせる。最初が肝心だ。最初にガツンとやらなければやられっぱなしになる。相手は体が大きいので武器は必要だというのがクリスチャンの考えだった。

事件が表ざたになり、クリスチャンの父親クラウス(ウルリッヒ・トムセン)は学校に呼び出される。クラウスは暴力に対して暴力で対抗していてはきりがないとクリスチャンを諭すが、クリスチャンはやり返さなきゃ駄目だと反発する。

帰国したアントンが子どもたちとクリスチャンを連れて出かけ、港近くの公園で下の息子モーテンがぶらんこの取り合いでよその子とけんかしていた。アントンは二人を引き離し、どうしてけんかになったのか聞いていた。するとその子の父親がやって来て、自分の子供に手を出すなと言って、いきなりアントンを殴る。

翌日、偶然相手の男の勤め先を突き止めたエリアスとクリスチャンはそのことを父に伝える。父親は子どもたちを連れてその勤め先へ行き、昨日どうして自分を殴ったのかと理由を問いただすが、反対にまた殴られてしまう。しかしアントンは手を出さず、屈しない姿を子どもたちに見せる。彼は暴力で相手を押さえつけようとするのは愚か者のすることだ。こちらも反撃すれば同じ愚か者になってしまうと言う。エリアスとモーテンは彼に同意するが、クリスチャンは納得しない。

アントンがアフリカへ戻ったあと、クリスチャンは自宅の倉庫で祖父が残した大量の火薬を発見し、それで爆弾を作ってアントンを殴った相手の車を吹き飛ばしてやろうとエリアスに持ちかける。エリアスは気が進まず、爆弾計画をやめようと言うが、クリスチャンに相手にしてもらえなくなる。

そして彼はクリスチャンと仲直りしたくて、爆弾計画をやると言い、実行に移すのだった。

一方アフリカの難民キャンプでは、妊婦の腹を切り裂く悪党ビックマンが足を負傷して治療を受けにやってくる。車2台で銃を発砲しながらやってきたビックマンにアントンは車と銃はキャンプの外へ出すことを治療の条件に出し、彼の治療をする。周りの難民や看護師たちはビックマンの治療に反対だったが、「これが私の仕事だ」と言って治療をする。

暴力に対して暴力で立ち向かうことは、何の解決にもならないということを訴えた感動の名作でした。日本でもまだ力や金で周りの人間を押さえつけたり、支配したりしようとする人間がたくさんいます。原発をめぐる動きなどは正に金で無理矢理原発を作り危険を押し付けています。暴力だけでなく金で人の心を踏みにじるのは愚か者のなせる業です。

未来を生きる子どもたちの世界は暴力に対して暴力で立ち向かう世界ではなく、暴力がなくなる世界を作ってほしいという思いが強く描かれていました。

2010年アカデミー賞ゴールデングラブ賞&最優秀外国映画賞受賞作です。

「未来を生きる君たちへ」 2010年デンマーク・スウェーデン合作映画 118分
監督:スサンネ・ビア 出演:ミカエル・バーシュブラント、トリーネ・ディアホルム、ウルリッヒ・トムセン他
[PR]
by irkutsk | 2011-09-17 22:13 | 映画 | Comments(0)