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「クロッシング」を見ました(5月10日)

「クロッシング」を見ました(5月10日)_d0021786_19423194.jpg昨日名古屋ボランティアNPOセンターであった日本語の勉強会が終わり、エレベーターを待っていると一人のおばさんが「『クロッシング』を見て、とてもいい映画だったから是非見てください」と言いながら映画のチラシを配っていた。そのチラシを見て見に行くことにした。ミニシアターなので上映開始時間には補助席も含め満席になった。

韓国が作った北朝鮮の家族の話だ。北朝鮮の炭鉱町で働く元サッカー選手ヨンスは妻ヨンハと11歳の男の子ジュニと3人で暮らしていた。父親とサッカーをするのが大好きなジュニだった。貧しいながらも幸せに暮らしていた家族だったが、妻のヨンハが結核で倒れてしまう。妻のために飼っていた犬を殺して食べさせる。北朝鮮では結核の薬を手に入れることは難しく、ヨンスは危険を冒して中国へ薬を買いに行く。豆満江を深夜に渡り、中国で材木運びの仕事をする。しかし、中国公安の取締りで捕まりそうになる。彼は脱北仲間と瀋陽に行く。瀋陽に行くとインタビューを受けてお金がもらえるということでついていくが、それはドイツ大使館へ逃げ込み韓国へ行くというものだった。ヨンスは韓国ソウルへ無事到着するが薬を買って妻と子どもの待つ北朝鮮へ帰れなくなってしまった。

一方、北朝鮮に残っていたヨンハは病気が悪化し、他界してしまった。ジュニは父を探しに中朝国境の町まで行き、そこで知り合った子どもと豆満江を渡って中国へ行こうとするが、北朝鮮の警備兵に見つかり収容所に入れられてしまう。

ソウルに着いたヨンスは事情を話し、妻子のことを調べてほしい、そして韓国へ呼び寄せたいと言う。そして調査の結果、妻のヨンハは亡くなっていたということを知らされ号泣する。何とかジュニを引き取りたいと、韓国当局者に訴え、収容所のジュニは中国へ脱出させられる。そして中国からモンゴルへと脱出し、迎えに来る父とモンゴルで再会することに。ヨンスはジュニのためにサッカーボールや栄養ドリンク、栄養剤を持ってモンゴルへ飛ぶ。

とてもいい映画でした。名古屋駅西口にある「シネマスコーレ」で5月20日まで上映中。
監督:キム・テギュン  2008年  107分
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by irkutsk | 2010-05-10 19:42 | 映画 | Comments(0)